今日のひとりゴハンは、新宿にて。
映画を観に来たのですが上映開始まで1時間も無いので、あまりノンビリ食事ってわけにはいかない状況です。
サクッと食べたいなーってことで、思い出したのがゴーゴーカレー。
以前たまたま通りかかって、こんなトコにもあったんだと目を付けてたんですよね。
場所が、けっこう分かり難いんですよ。
ビルとビルの狭間の、細い路地裏にあります。
新宿東口には「らんぶる」という老舗の名曲喫茶があるんですが、ご存知でしょうか?
その何軒か隣というか、裏手に当たります。
丸井本店の裏と言ったほうが、分かり易いでしょうね。
なにしろ両側を高いビルの壁に挟まれて人通りも少ない路地ですから、目立たないことおびただしいです。
夜となると尚更で、薄暗くて江戸時代なら辻斬りが出そうな雰囲気です。
情報を頼りに行こうとして、辿り着けなかったなんて人もいるんじゃないでしょうか?
【Update(追記)】
ゴーゴーカレー新宿東口中央通店の店舗は閉店して、現在はありません。
ゴーゴーカレー自体は前から知ってて、西口のある店は近くを通る度にいつか行ってみたいと思ってました。
でも東口にも店ができてたなんて、知らなかったんですよね。
以前このあたりに来たときに、できるだけ人ごみを避けるように歩いてたら偶然見つけたんです。
そのときは8割くらいの客入りだったんですが、今日はノーゲスト状態。
時間帯のせいでしょうかね?店頭がガラス張りなので、中の様子がよく見えます。
入り口が若干の段差になってますから、つまづかないように注意しながら入店。
入ってすぐの右手に、券売機があります。
初来店なので迷ってしまいますが、後ろに並ぶ人もいないのでジックリ検討。
ロースカツカレーの、ビジネスクラスにしました。
ビジネスクラス?
ここはカレーの盛り(サイズ)を飛行機の座席クラスになぞらえて表現しているんですね。
ビジネスクラスは大盛りです。
普通盛りはエコノミークラス、そして特盛りはファーストクラスとなってます。
少な目の、ヘルシークラスなんてのもありますね。
とにかく食券を買って、席に着きました。
店内はすべてカウンタで、入り口から奥に向かって左右に一列ずつ座席が並んでいます。
要するにゴーゴーカレーってのは、カレースタンドなんですね。
CoCo壱番屋やC&Cと、同じ系統です。
店員さんに食券を渡してフト見上げると、ちょうど目の前にTVがありました。
何の番組やってんのかなと観てると、ゴーゴーカレーがとりあげられた番組のVTRをエンドレスで流してるようです。
『でぶや』かな?汗だくでカレーを食べてる石ちゃんの映像をボンヤリ眺めつつ、注文したカツカレーを待つことしばし。
カレーが・・・来ない。
あれ、もう10分近く経ってないかい?
時間のかかるカレーだなーと奥を見てみると、どうやらロースカツを揚げてるようです。
うむ!そーか、ヨシヨシ。
あまり時間が無いとは言え一刻を争うというわけではないので、揚げたてのカツが食べられるのなら少しくらい待ちますよ。
てなわけで若干待たされましたが、ついに出てきたカレーがこちら。
ジャーン!・・・えーと、何か普通のカレーと微妙に違う雰囲気がしませんか?
どうやら「金沢カレー」と呼ばれる。いわゆるご当地カレー的なものなんだそうですね。
実はゴーゴーカレー発祥の地が石川県の金沢で、本来この金沢カレーが売りなんだそうです。
さて初体験の金沢カレー、早速食べてみましょう。
なぜかカレーに突き刺さってるスプーンを引っこ抜いてみると、スプーンではなくてフォークです。
フォークと言っても先端が丸こく全体的にも丸みがかってて、子供用のフォークのような感じです。
フォークじゃなくて、先割れスプーンなのか?
それはともかく、カレーなのにキャベツの千切りがのってるのはナゼだ?
まぁトンカツには付きものだから、カツカレーにのってても間違いではないかも?
写真ではルーが黒っぽく見えますが写りのせいじゃなくて、ホントに黒味がかってます。
見た目が黒くて、とろみ強めのルーです。
食べてみると辛さはあまり強くありませんが、後でジンワリと辛く感じるタイプのようですね。
辛さを選べたり卓上に辛味追加用の調味料があったりはしませんが、辛過ぎず甘過ぎずの万人受けしそうな味で美味しいです。
カツの厚みは少し薄めですが、カツカレーにはこのくらいがちょうど良いのでしょう。
さすが揚げたてはサクサクしてて、美味しいですね。
ところでオレはトンカツを食べるときは、ご飯・カツ・千切りキャベツをいっぺんに口の中に放り込むんです。
これがまた、美味いんですよ。
ですから今回も、ご飯・カツ・カレー・千切りキャベツをいっぺんに食べてみました。
おーこれは、なかなか。
キャベツって葉物野菜にしては意外に風味というか、ある種青臭さとも言える香りが強いんですよね。
その香りがカツの油っこさを薄めて、後口を軽くしてくれるんです。
その効果がトンカツだけではなく、カツカレーにも生きることが今回分かりました。
いやいや、金沢カレーに脱帽ですよ。
ところで、金沢カレーの定義としては
・ステンレスの皿に盛られている
・フォーク(先割れスプーン)で食べる
・キャベツの千切りがのっている
・ルーの上にカツをのせ、カツにはソースがかかっている
・ルーが濃厚でドロリとしている
・ライスが見えないくらい、ルーが全体にかかっている
というのが原則とのこと。
このゴーゴーカレーのロースカツカレーは、まさしくそのとおりのカレーです。
カツカレー食べたのは久々でしたが、とても満足できました。