スーパーマーケットの催事販売で買いました、青森の「ラグノオささき」の「茶屋の餅」(8個入り税込み387円)です。
「ラグノオささき」というと創業から100年以上続いている青森の老舗菓子メーカーで、社名の「ラグノオ」の由来は戯曲『シラノ・ド・ベルジュラック』に登場する菓子職人の名前からなんだそうですね。
青森土産として重宝されるお菓子も多く作ってて、リンゴが丸ごと入ってることで有名な「気になるリンゴ」なんかはオレも食べたことがあるんですが。
この「茶屋の餅」もパッケージに「みちのく名物」と書かれてるとおり、青森の土産菓子として人気の一品らしいですよ。
包装紙の裏面に、以下のような記述がありまして。
昔、旅する人には山越えは避けられなかった。そのような旅人にとって、何よりも嬉しかったのは、峠の茶屋にたどりついたときであった。一ぷくのお茶と素朴な味の餅に、旅人は疲れをいやし、はればれと再び旅に向かうのである。
往時の峠を行き交う人々に思いをはせながら、心をこめてつくったみちのく名物「茶屋の餅」。
つまり電車も飛行機も無かった時代に徒歩で旅をする人達が、山中の茶屋で一息入れるときに口にしたホッとできるようなお菓子をイメージして作られたということでしょう。
さて早速お茶請けとして食べることにして包みを解いて竹皮デザインのビニール袋を開けてみると、中には個包装になった「茶屋の餅」が箱に並んで入ってます。
個包装は渋い和紙風の袋になってまして、素朴なイメージが感じられますね。
そしてその袋を開けてみると、中の「茶屋の餅」はこんな様子。
長さが5cmほどで、大人の親指くらいのサイズ感でしょうか。
見た目ではきなこ餅のようですが、味はいかがなものかと一つつまんで口へとパクリ。
なるほど見た印象のとおりヤッパリきな粉のまぶされた餅ですが、中にクルミの実が入ってますよ。
ムニムニとした餅の柔らかな食感と、コリコリとしたクルミの食感が口を楽しませてくれますね。
味はほんのり甘くて、アッサリしてる印象。
お茶請けとしてはもっと甘いほうが良かったような気もしますが、とはいえ何個食べても飽きない美味しさとも言えるでしょう。
購入日とパッケージ記載の賞味期限から計算して、日持ちは3週間くらいでしょうか。
食べる際にきなこがこぼれるので注意が必要ですが、青森土産としてオススメできるお菓子ではないかと。