凹カステラってのは何かって言うと、近頃話題の半熟カステラってのと同じものです。
今でこそ半熟カステラと言えば「旬風」が有名ですが、(オレの知る限りでは)マスメディアで最初にとりあげられたのは(窯)ハレノヒが先です。
【Update(追記)】
麻布十番の「(窯)ハレノヒ」の店舗は閉店して、現在はありません。
最初に販売を始めたのはどこの店なのかは知りませんが、(窯)ハレノヒがまず凹カステラの名前でこの種のカステラで有名になりました。
人気がピークの頃には、麻布十番の店の前に行列ができてたそうですよ。
ちなみに(窯)ハレノヒの読み方は、「マエガマハレノヒ」なんだそうです。
「(株)」→「マエカブ」に準じたらしいのですが、とてもパッと見では読めそうにありませんね。
さらに系列店で「(畑)ハレノヒ」や「(汁)ハレノヒ」なんてのもあって、それぞれ「マエハタケハレノヒ」「マエジルハレノヒ」と読むのだそうです。
前者は有機野菜の蒸し鍋、後者はコラーゲン鍋で有名な料理屋さんです。
しかし「マエハタケ」はともかく、「マエジル」ってあんま美味しくなさそう・・・
ところで(笑)ってよく見るけれども「アトワライ」って読むのか?いや違うな、ウン違う。
あー何かずいぶん話が逸れましたが、それはさておき(窯)ハレノヒが東急東横店で期間限定出店してたので買ってきたんですね。
おととい1種類、そして今日また別の1種類を買って来たのですがまとめてレビューします。
まず最初に、おととい買って食べた凹カステラ(カルテット)です。
これはフレーバの異なるミニサイズの凹カステラが、4つ入ったセット商品です。
フレーバの種類は、プレーン・抹茶・アールグレイ・キャラメルです。
箱を開けると現れたそれらは直径8cm程と小さいながらも、確かに真ん中のへこんだ凹カステラの形をしています。
でも1つ1つをナイフで真っ二つに割ってみると、サイズが小さいせいか凹んだ中にあるソースが少ないんですよね。
オレがこれまでに食べたことのある半熟カステラは、みんな2つに割ると中からトロリとソースが流れ出てきたんですが・・・
ただフレーバはけっこう効いてて、美味しいです。
特にアールグレイはかなり強くて、紅茶ケーキの好きな人だったら大満足な感じですね。
半熟カステラとしてはやや不満を感じますが、フレーバケーキとしてなら上出来です。
いろんなフレーバのケーキを食べたい人に、おすすめなセットですね。
というわけでこのカルテットに半熟カステラとして満足できなかったオレは、2日後にプレーンの凹カステラを買ってきたわけです。
やっぱオーソドックスなタイプが、一番ベーシックにその味を感じられますからね。
パッケージの箱はカルテットと同じで何つーか・・・素朴っつーかダンボールっぽい感じ、いゃ良い意味で。
サイズは直径17cmくらいで、旬風の半熟かすてらが12cmくらいだったから少し大きいです。
でもその分、高さが低いので容量としては同じくらいなのかな?
まぁ、形状としては同様に例の中央部分の凹んだ感じです。
ナイフで切ると、お待ちかねの黄色くてトロリとしたヤツが出てきました。
コレですコレコレ!カルテットに欠けていた、半熟カステラならではの美味しそうなソース。
思いっきりソースのところからパクリとやると、半熟玉子で味わうことのできる卵黄の風味。
味はヤッパリ、他店の半熟カステラと同じなんですね。
甘い玉子の黄身って感じです。
オレはこれが、好きなんですよねー。
それからソースの回ってないふちのあたりを食べると、チョット違う感じがしました。
旬風や銀座みもざ館の半熟カステラよりも、この凹カステラはケーキの部分がフンワリしています。
旬風やみもざ館のはもっとシットリしてるんですよね、水分が多いとゆーか。
ハレノヒのは少し水分が少なくて、その分シフォンケーキのような柔らかさを味わえます。
甘さも、スポンジの部分はやや控えめな印象を受けます。
どっちが好みかなー、いやどっちも捨てがたいな。
旬風・みもざ館・ハレノヒのいずれの半熟カステラもけっこう甘いですが、少しでも甘さ控えめ希望の方はハレノヒのがおすすめですね。
でも繰り返しますが多少の差はあれ、どれもかなりの甘さですので念のため。