「ミセスニューヨーク」ってのは、「東京夫人」みたいなことでしょうかね?日本で言えば。
「東京夫人」って何かこー、ハイソとゆーかセレブな印象を感じる言葉です。
「ミセスニューヨーク」ってのも、ハイソでセレブってことなんでしょうかね。
『セックス・アンド・ザ・シティー』的な?違うか。
「ミスニューヨーク」となるとまた印象は変わるわけでして、よーするにあれですねコンテストの優勝者みたいな。
何か才色兼備的な、プロポーション抜群で水着の上にマント羽織って優勝トロフィーかなんか持ってるよーな?
でも「ミス」じゃなくて「ミセス」ですから、まー違うわけですよね。
おば様って感じかな?いや、単なるオレのイメージですが。どーでもいーですか、そーですか。
それはともかく、デパートの期間限定出店で買って来たのがその「ミセスニューヨーク」というお店の「ふわっふわ生スフレロール」です。
いくつか種類があったのですが今回は初購入なので、とりあえずベーシックなプレーンタイプを買ってみました。
格子状のシックなデザインの箱を開けると、よく見る感じの表面に狐色の焼き色の付いたロールケーキが現れます。
ただサイズは、普通の半分のハーフサイズなんですね。
長さが約11cm程で、直径が長いところで8cmくらいでしょうか。
ま、オレ一人で食べるにはちょうど良いサイズです。
半解凍の状態で売られていたので、帰ってきてすぐ開けるとまだとけきっていないようですよ。
ま、それもまた良しと食べてみることにしました。
ロールケーキの定番ののの字タイプではなく、チューブタイプですね。
でも堂島ロールほどクリームがメインという程ではなく、クリームとスポンジが半々といったところでしょうか。
ナイフで切ってみた時点で、スポンジ生地がかなり柔らかいことが分かります。
そしてフォークですくって、一口食べてみてその柔らかさをさらに実感。
確かに、スフレです。
「ふわっふわっ生スフレロール」という名前に、偽りはありませんでしたね。
そしてクリームですが、これがまだシャーベット状でシャリシャリした食感です。
でもそれが何かアイスクリームみたいで、また美味しいですね。
とりあえずそうして、一切れ食べてから残りを冷蔵庫で3時間ほど置いておくことにしました。
そろそろ完全解凍かな、というところで再食。
スポンジ部分が、さらに柔らかさを増したように感じます。
フォークを入れると、わずかにですが「シュワッ」と音がするくらいです。
ただ「ふわっふわっ」というよりも、「しっとり」と言う感じでしょうか。
口の中で、ほどけて行くようにとけるような食感ですね。
実際コレは、スポンジ生地と呼ぶのは間違いのようです。
スフレ生地と言うべきでしょうね。
味は程よく甘くてカスタード的な玉子の風味と、それから微かにバニラの風味もします。
そしてそれらは、全部スフレ生地の部分の味わいのようですね。
周りの生地に対してクリームのほうは、ほとんど主張を感じませんよ。
きわめてアッサリとしたミルクの風味のみで、このロールケーキでは脇役のようですね。
というわけで、さすがに主役を張るだけの実力のあるスフレ生地が絶妙に美味しいロールケーキでした。
サイズが普通の半分なのに値段が普通と同じくらいなので、けっこうお高めなのが玉に傷でしょうかね。
「ミセスニューヨーク」は北海道は札幌のお店なので、近くの方はソチラで。
そうでない方は、北海道物産展などの出店で見つけた際にどうぞ。