今宵は所用で、仕事帰りに六本木まで。
そこで本日のひとりゴハンは、東京ミッドタウンにて。
やって来たのは、ガレリア地下1階の鈴波。
Precce(プレッセ)というスーパーマーケットの向かい側で、平田牧場と京乃とうふや藤野の間にある店舗です。
鈴波っていうのは、名古屋に本店を持つ、魚介の味淋粕漬の老舗だそうですよ。
粕漬は聞いたことがありますが、味淋粕漬っていうのは初耳です。
そしてさらにその親玉は、守口漬けで有名な大和屋というお店なんだそうです。
漬物好きの間では、守口漬けって有名らしいですが、オレはトンと知りません。
それはさておき、ココの鈴波も店先で、いろいろな味淋粕漬を販売しています。
と言うか、販売がメインで、食事処はイートインという位置づけのようですね。
販売レジの横に、目立たない感じで奥のイートインへの入り口があります。
そしてその横のさらに見つけ難い所に、メニューサンプルの縦長のショーケースがあります。
そのサンプルをちょっと確認してから、店内へと入りました。
中は、イートインとして見ると、割りと広めですね。
週末の食事時には行列ができてたりしますが、平日の夜はそれほどでもないようで、客入りはまばらです。
店員さんに案内されて、一番奥まったところにあるテーブルにつきました。
メニューをざっと確認したところで、外のサンプルを見て決めてた鈴波玉子蒸し定食とビールを注文。
すると料理の前に、小さなミカンのような形をした、可愛らしい器がやって来ました。
蓋を開けてみると、中にはツヤツヤの黒豆。
美味しそうですが、これはデザートとして取っておくことにしましょう。
そして待つことしばしで、運ばれてきたのがコチラ、鈴波玉子蒸し定食。
メインディッシュは、魚の味醂粕漬。
魚の種類は、その時々によって変わるそうですが、今日は本サワラです。
コレが実に美味い!
この甘みは、味醂粕漬ならではのものなんでしょうが、意外にご飯に合うんですよ。
箸が進んで、チョットご飯が足りないくらいです。
てゆーか、ご飯の盛りが女の子サイズで、少ないんですよね。
無料でお代わりができるようなんですが、奥のテーブルから店員さんを呼ぶのも難儀です。
最初から大盛りを頼んでおけば良かったのかな・・・
まぁ今日はビールがあるから、ご飯は少なめでいいか。
それより、この味醂粕漬なら、ビールより清酒か焼酎のほうが合ってたかも?
よし、次回は清酒か焼酎にしよう!
とかなんとか考えながら、次に箸を移したのが、玉子蒸しです。
茶碗蒸し的なものを想像してたのですが、蓋を取ってみると何か違う雰囲気。
横に添えてあった木製のさじ(木のスプーン)を突っ込んで調査してみました。
どうもトロリとした葛汁の中に、温泉玉子が浮かんでるような感じの一品です。
「かき混ぜてお召し上がりください」と言われてたので、そのさじで温玉をつぶすようにグルグルグルー。
さて食べようと思ったのですが、さじが小さ過ぎてすくえない。
仕方がないので、そのまま器に口をつけてズルズルズルーッとすすりましたよ。
お行儀が悪くって、ご免あさーせーっ、オーホホホ。
つか、何でコレ冷たいの?
後で調べてみると、どうやら冬場は温かくして、この時期ではもう冷たいのを出してるようなんですね。
いやいやいや、コレは季節に関わらず温かいほうが、美味しいんでないかい?
なんか、チョット残念な感じ。
まぁその他の料理は、どれも美味しく頂けました。
それから食後に、キレイな切子のグラスに入った梅ジュースが出てきました。
写真の右上のがそうですが、チョット大きめのお猪口くらいのサイズで、量は少ないです。
女の子が喜びそうな、オマケですね。
男のオレは、んー別に付いても付かなくてもどっちでも良いんぢゃない?って感じでビールをグビリですが。
ごちそー様で、お会計は店を出てすぐの、粕漬を販売しているレジの所で済ませる形式でした。
中の店員さんのサービスに、若干イートインレベルな感じを受ける部分もありましたが、全体的には悪くないです。
六本木でのひとりゴハンは行き先に迷うことが多いので、こういうお店の存在はホント助かりますね。
また来てみたいと思います。