今宵は六本木に、映画を観にやって来ました。
その前にチト腹ごしらえ、と向かったのが東京ミッドタウン。
六本木でヒトリご飯となると、行き先に迷うんですよね。
一人でも落ち着いて食事ができるところって、六本木だとあまりあてが無いんですよ。
それでつい、飲食店が顔を並べている六本木ヒルズかミッドタウンに足が向いてしまいます。
というわけで、今日は久しぶりにミッドタウンへ。
ここは上層階にはややハイプライス帯のレストランが並んでいますが、地下には気軽に入れる店があって便利です。
そしてそんな東京ミッドタウンの地下で、今日入ったお店は十五夜米八です。
十五夜米八は、デパート等に広く展開しているおこわ専門店米八(よねはち)の店舗の内の一つです。
ここミッドタウン店はもちろん店頭でおこわやお弁当の販売もしていますが、その奥に手狭ですがイートインスペースがあるんですよね。
お弁当売場の横を抜けて中に入ってみると、2人掛けの小さなテーブル席が5卓ほどありました。
先客が2組。どこかのOLとサラリーマンの組合せ、それから買い物帰りらしいオバサンが2人。
オレは一番奥の、オバサン2人組の横に席を取りました。
メニューをじっくり眺めて注文したのは、季節野菜のせいろ蒸しお膳。
やっぱ野菜食べなきゃなー、てな感じで健康志向ですよ。
もう年ですからね自分の体は自分が心配してやらなきゃ、誰も気を使ってくれないですから。あー寂しい人生だ、ほっとけ!
注文の品が出てくるのを待っていると、お茶が運ばれてきました。
しかも急須入りとは、なかなか落ち着けそうな雰囲気をかもし出して良いですね。
お茶を飲みながらボンヤリ前を見ると、ちょうど通路に面した売場の裏側が見えます。
売り子の背中越しにお弁当等を買っている何処かのOLとかが正面から見えるのは、なんだか裏舞台を見ているようでチョット面白いですね。
野菜を蒸すのはさすがに時間がかかるようで、しばらく待ちました。
10分チョットくらいかな、ようやく頼んだお膳がやって来ましたよ。
湯気がたって、ホクホクな感じの野菜が美味しそうです。
冷めないうちに、まずは野菜を胡麻ダレをつけて食べました。
うーん、美味い。やっぱ蒸し野菜、美味い。オレ、温野菜とか蒸し野菜とかいうの好物。
野菜自体が美味しいので、胡麻ダレはあまりつけないくらいの方が美味しく食べられます。
ホクホク蒸し野菜を平らげたら、次は五目おこわです。
うむ、これもモチモチした食感で美味しいですね。
お茶碗一膳の量はそれほど多くありませんが、蒸し野菜が割とタップリだったので十分満足しました。
赤出汁のお味噌汁を飲み干して、食事終了。
最後に、デザート。白玉に粒餡の汁粉をかけたようなデザートまであるのが、気が利いてます。
ユックリとお茶を飲みながら、デザートを楽しみましたよ。
映画の上映時刻まで少し時間があったので、チョットユックリすることにしました。
隣の2人のオバサンの話し声が、聞くともなしに耳に入ってきます。
一人が最近クレジットカードで不便したことで不満を並べて、もう一人がそれを笑いながら聞き流しています。
やや神経質で怒りっぽい感じのオバサンと、ノンビリ屋で物事を気にしない感じの2人のようです。
まるでマンガかドラマに出てきそうな典型的な凸凹コンビといった感じで、妙に面白いです。
うまい取り合わせの、仲良しコンビなんでしょうね。
そんなことを思っている内に、固い椅子のせいでチョットお尻が落ち着かなくなってきました。
映画の開始も近づいてきたので、そろそろ出ることにしましょう。
椅子の座り心地が良かったら、もう少し長居してしまいそうでしたね。
ランチとか混雑帯は難しいでしょうが、お客さんが少ない頃合には一人でも落ち着いて食事できそうな良い感じのお店でした。