今日は久しぶりに、東京駅の改札内に入ってみました。
いゃ~相変わらずの混雑ぶりで、クラクラしそうです。
でも東京駅構内って、けっこう面白いんですよね。
入場料130円の、アミューズメント・パークです。
しかしながら広過ぎて、何回来ても迷ってしまいます。
歩き回ってる内に、例によって自分がどこにいるのか分からなくなってきましたよ。
なんかもー疲れてきたところで、ダイニングコートという飲食エリアに来ました。
その端に「旨囲門」という、駅弁屋を発見。
いゃ駅構内に駅弁屋なんて、珍しくないだろうとお思いでしょう。
オレがその店に目を留めたのには、理由があるのですよ。
なんと米沢駅名物駅弁の、「牛肉どまんなか」が売られてたんですね。
以前デパートの催事で買って、記事にもしたことのある駅弁です。
よく見るとその他にも、地方の有名駅弁がいくつも売られています。
はて?東京駅構内で催事か?
いや実はその「旨囲門」という駅弁屋は、普段から東日本各地の駅弁を扱っている店らしいのです。
催事でしか手に入らない駅弁がココではいつでも買えるのかー、ビックリ大発見。
よし!今日は駅弁を買って帰ろう。
てなわけでアレコレ物色、うーん迷うな~。
そして手に取ったのが、この「夕刊フジ特選おつまみ弁当」。
意味不明のキャッチーな名前と、おつまみっていうことで選びました。
その名前は、実際に夕刊フジとのコラボ企画弁当とのことで付けられたようです。
「ビールにあうおつまみ」をコンセプトに開発された駅弁なんだそうで、帰ってこれで一杯やることに。
駅弁を買って帰って、雰囲気だけは旅行気分で弁当のふたを開けました。
おぉ!9つに区切られた正方形の箱はおかずで一杯で、なんだかオードブルのようで見た目が素敵です。
さらに2段の重箱になった弁当の下の段には、俵おむすびが入ってます。
おつまみだけでなく、ご飯もちゃんとついてるところがナイスです。
しかしその横に紙おしぼりが、けっこうなスペースを占めて入ってます。
うーん・・・おしぼりのくせに、弁当箱の中でスペース取り過ぎ。
おかげで上の段はボリューム感があるのに、下の段はスカスカ感が否めません。
やはり、値段的にコレが限界か?
まぁ名前もおつまみ弁当ですから、おつまみが充実している点を評価しましょう。
と納得したところで、まずはご飯から頂きましょう。
6つ入ってるおむすびは、半分が茶飯になってて良いお味。
茶飯はそれだけで食べて、白飯のほうは横に添えてある香の物をおかずにしました。
この野沢菜漬けと赤かぶ漬けが、予想外に美味しくてご飯がすすみました。
野沢菜も赤かぶも両方同じ味なのは謎ですが、美味しいのでよしとします。
その横にある切り昆布煮を食べて、下の段は終了です。
続いて本命(?)の、おつまみの段です。
まずは、そのラインナップをご紹介。
写真の上段左から順に、
あげろう
カニ唐揚&蓮根チップス
ポテトサラダ
うずらの串揚げ
味付玉子
茄子の揚げ浸し
砂肝ときのこの黒胡椒焼
里芋のそぼろあんかけ
イカリングのチリソース
と、なっています。
では、順に食べてききましょうか。
まずは、あげろう。
あげろうというのはこの弁当での造語で、アジのなめろう味のさつま揚げなんだそうです。
でもなめろうって言われても、その味がどんなものかピンとこないんですよね。
おろしたアジの身を味噌や生姜などで味付けして、粘りがでるまで叩いたものだそうですよ。
食べたことあるような無いような?まぁとにかく、このあげろうは美味しいです。
次のカニ唐揚&蓮根チップスですが、カニ唐揚のほうはまだしも蓮根チップスのほうがとにかく固い。
薄くスライスした蓮根を強力に揚げてあって、さらにそこへ水分が加わって歯ごたえだけの食べ物になってます。
1勝1敗のところで、その横のポテトサラダは普通に美味しいですね。
とりあえずこれで、1列目は2勝1敗というところです。
次の列は、うずらの串揚げ。
衣がすぐに剥がれてしまって、なんか串揚げらしい美味しさは感じられないのが残念。
その隣の味付玉子は好物なので、かなり期待したのですがチョット味が薄いですね。
おつまみ用なのだから、もう少し濃い味付でも良かったような気がします。
2列目の最後の茄子の揚げ浸しは、これはなかなか美味いですよ。
ただの揚げではなく、揚げ浸しにしたのが勝因でしょう。
さて、最後の列です。
トップバッターは、砂肝ときのこの黒胡椒焼。
砂肝ってのが、いかにもおつまみ的でグッドですよ。
しかし冷えた惣菜としての砂肝がどんなものかと、不安交じりに食べてみたのですがコレが意外に美味い!
胡椒がきいてて、この弁当の中でも1・2位を争うかも知れないくらいの美味しさです。
しかも、お酒にとても合うのが良いですね。
上機嫌で、続いては里芋のそぼろあんかけです。
これはごく普通のお惣菜といった感じで、特にコメントはありませんが美味しく頂きました。
そして最後の最後は、イカリングのチリソース。
なんだか細い輪っかの見た目に不安を抱きながら食べてみると、これもなんか固いぞ。
イカというか、干したスルメを揚げたんじゃないかって感じ。
チリソースの味付けは美味しいのに、この名前だけのイカリングはもったいないなー。
なんか最終的に残念な感じになりましたが、まぁ上の段だけだと5勝3敗2引き分けという感じかな?
ただ、弁当全体としては割りと美味しくて満足できました。
それからこのおつまみ弁当、時期によっておつまみの内容を変えてるらしいですよ。
中身のラインナップは包み紙に記載してありますから、気になる内容を見つけたときに試してみてはいかがでしょうか?