渋谷の東急東横店地下1階の東急フードショーに、「ラトーナ セルフィッシュプリンセス」という洋菓子店がありまして。
何度か利用したことがあったんですが、フト気がつくとこれが閉店撤退してました。
あーまだ食べてみたいケーキとかあったのにな・・・と、残念な気持ちで一杯なのですが。
その場所に今年の8月に新規オープンしたのが、「C*LAB PROJECT(シーラボプロジェクト)」というお店。
なんとなく見た目がこじんまりとした店舗でして、常設店が決まるまでのつなぎで期間限定出店してるのかな?とか思ってたんですよ。
ところが、これが常設らしくて。
小さなショーケースに数種類の生ケーキと、その横で焼き菓子をチラホラ並べて売ってます。
地味というか質素というか、派手さとか華やかさの無いたたずまいで営業してるんですよね。
ところがそんな控えめなお店のショーケースに、ちっとも控えめじゃない感じのケーキを発見。
それが今回手に入れた、「カモフロール」(1,200円)というロールケーキです。
【Update(追記)】
東急東横店のシーラボプロジェクトの店舗は閉店。「カモフロール」は販売を終了して、現在は取り扱いがありません。
こげ茶色や深緑色などに彩られたそれは、まさに軍服なんかに用いられてる迷彩柄って感じで。
周囲の光景に溶け込んで発見され難くする模様という意味では、この迷彩柄も控えめと言えなくもないか。
チョットにぎやかなウシ柄という見かたもあるでしょうが、「カモフロール」っていう名前もカモフラージュからきてるに違いないのでヤッパ迷彩模様でしょうねーこれ。
中に巻かれたクリームも、3色の迷彩カラーです。
買って帰ってこれまた地味めなクラフトペーパ風の箱を開けると、透明なセロハンに包まれた長さ約8cmくらいのやや小ぶりなロールケーキ。
クリームが少し凍ってて「冷蔵庫で解凍してから食べてください」って言われてたんですが、とりあえずそのまま食べることにしました。
迷彩柄のスポンジ生地はちょっとモソモソした感じの食感で、味のほうも何だか説明しがたい風味ですね。
色の違いで味が違うのかな?と期待したんですが、そうでもないのがチト残念。
ただし中のクリームは、3色それぞれに独特な違った味わいがします。
抹茶・チョコ・黒糖の、3つの味なんだそうで。
グリーンの抹茶クリームは、意外にシッカリと抹茶の風味がしてて美味しいです。
ブラウンのチョコクリームも、かなり濃厚なチョコレート味で良いですね。
それから何て言うかベージュ色でしょうか?黒糖クリームなんですが、最初口にした感じはコーヒー風味かなと思いました。
黒糖風味と言われてもよく分からないんですが、控えめな甘さに少し香りというかコクのような味わいが感じられますね。
そしてそのクリームの下の土台にあたる部分に、ロイヤルティーヌとかフィヤンティーヌと呼ばれる薄いクッキーを砕いたフレークが敷き詰められてまして。
これがプラリネチョコレートで固めてあるのかな?ナッツの風味がしてすごく美味しいんですよね、ココが一番美味しいかも。
C*LAB PROJECT(シーラボプロジェクト)ってのは、もともとファッション・ブランドがプロデュースしたプランタン銀座にある「ル・シャン・ド・ピエール」というパティスリーが母体だそうで。
最近はそういうファッション志向というかコンセプト先行のスイーツ・ショップが増えてきてますが、思いのほか美味しい商品を提供してる店も多くてあなどれないです。
この「カモフロール」も外見の奇抜さだけじゃなくて、食べてもけっこう満足感の得られるロールケーキでしたね。
ちなみに半解凍のクリームはアイスみたいで美味しかったですが、半分残して解凍して食べたクリームもトロリとしててもちろん美味しかったですよ。
消費期限は、購入日の翌日までとなってました。
お店は渋谷の東急東横店のほかに銀座線の田原町の近くにもあるらしいので、お近くの方や迷彩好きのアーミーな方は是非お試しアレ。