きのう、川崎の地下街に行きまして。
その地下街は“アゼリア”っていって、来年3月のリニューアルオープンに向けて今は工事の真っ最中なんですね。
それでレストランエリアを含む全体の半分くらいはまだ工事中なんですが、今年の7月末に食品販売のエリアだけ先行オープンしまして。
川崎駅から地下街へ降りていって右側にあたる、“デリチカゾーン”と名づけられた場所なんですが。
スーパーマーケット的な店や銘菓販売店などいろいろな食品販売がされてまして、そこに“惣菜馳走”という惣菜や弁当を販売しているところがあるんですね。
その中を見て回ってるときに目にとまったのが、この「若廣」の「焼き鯖すし」(税込み1,080円)です。
「若廣」というのは福井にある、主にお寿司の製造・販売をしている会社なんですが。
この「焼き鯖すし」は、羽田空港で空弁として5年連続売上げ1位になった人気商品なんだそうで。
空弁ってのは、空港で販売されるお弁当を駅弁になぞらえて呼ぶようになった名称なんですが。
つまり羽田空港で一番人気のお弁当が、この「若廣」の「焼き鯖すし」ってことなんですね。
というわけで、試しに食べてみようと1つ買って帰ったわけなんですが。
消費期限が購入翌日の今日11/6の23時になってたんで、満を持して昼ゴハンとして食べることに。
箱を開けると、長さ16cmほどのラップにくるまれた「焼き鯖すし」が1本ドンと入ってまして。
つまりは鯖寿司の焼いたバージョンってことでしょうね、鯖の表面がコンガリと焼かれた状態になっているのが分かります。
そして断面を見ると分厚い鯖と酢飯との間に大葉と生姜、つまりシソとガリが入ってるようですよ。
これをパクリとやると鯖の旨みが口の中一杯に広がって、さらにその香ばしさが鼻を抜けていきます。
普通の鯖寿司と違うのは、この焼きサバの香ばしさなんですね。
そして焼かれてるせいで、脂の乗ったサバの旨みもより強く感じられますよ。
ほかの押し寿司なんかでシソやガリが中に入ったりしてたら、チョット余計だなと思ったりするオレなんですが。
コレは焼き鯖の旨みが十分強いので、シソとガリの風味が邪魔にならず良い具合に味のサポートをしているような印象ですね。
これまでも鯖寿司は好きでしたが、これからは通常の鯖寿司よりも断然「焼き鯖すし」派になってしまいましたよ。
残念ながらアゼリアの販売店は、来年3月一杯までの期間限定らしいですが。
これからもどこかで見つける機会があったら、必ず買って帰ろうと心に誓った一品でした。