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映画『イニシエーション・ラブ』を観た

2016 年 1 月 18 日


TSUTAYA DISCASでDVDレンタルしたんですが、『イニシエーション・ラブ』(2015年公開)を観ました、

監督は堤幸彦さんで、松田翔太くんや前田敦子さんが出演してます。

基本的には恋愛ドラマなんですが、最後にどんでん返しのオチのあるストーリーになってるんですね。

舞台は80年代のバブルの頃で、今から30年ほど前の物語。

話はカセットテープやアナログレコードのA面とB面のように、前半の「Side-A」と後半の「Side-B」とに分かれてまして。

まずは、「Side-A」から。

モテない理系男子の鈴木夕樹は就職の内定も決まった大学4年の夏に合コンに誘われ、そこで出会った前田敦子さん演じる繭子と何度かデートをするような仲になります。

繭子は鈴木のことを名前の夕樹の“夕”がカタカナのタに見えることから“たっくん”と呼ぶようになったり、お互い徐々に親密な関係に。

初めて恋人のできた“たっくん”は幸せの絶頂で、これまで無頓着だった自分の見栄えにも気を遣うようになります。

そうしてファッションや髪型を変え、デブで冴えない自分から可愛い繭子に相応しくスリムで格好良い男になると宣言するのでした。

ここで話は「Side-B」に変わり、時間も大きくポーンと移動しまして。

前半は登場しなかった松田翔太くんが、ここからようやく“たっくん”として登場です。

大学を卒業して春から就職したスリムで格好良い“たっくん”は、新入社員として静岡の会社で働きながら恋愛も順調。

ところが急に東京へ出向が決まった“たっくん”は、繭子との遠距離恋愛を余儀なくされることに。

そのせいで“たっくん”と繭子の関係にも変化が訪れ、やがて東京では新たな女性も登場して・・・という流れでストーリーは進んでいくんですが。

2時間近くある物語のほとんどが恋愛話なんで、それを退屈しないで楽しめないとこの映画は面白くないかもしれませんね。

それから最後にどんでん返しがあるんですが、勘のいい人なら中盤あるいは更に鋭い人なら序盤でタネが分かってしまうと思われ。

そうするとラストでアッと驚く楽しみが無くなってしまうので、あまり勘ぐらないで観ることをおすすめしますよ。

深読みしてアレコレ考えないで、話の流れに任せて恋愛ドラマに集中することがこの映画を楽しむ秘訣かと。

さらにバブル期の風俗や音楽がふんだんに取り入れられてるんで、その頃をよく知る人には思い出を懐かしむという面白さもあります。

ですから黒電話やテレホンカード、それからドラマの「男女七人」などに郷愁をおぼえる人には是非とおすすめしたい作品ですね。

タイトルの『イニシエーション・ラブ』というのは、大人になるための通過儀礼としての恋愛のことを指しています。

つまり恋愛というのは幸せで一杯なだけじゃなくて、現実には裏切りや失望をもたらすこともあると気づくような恋愛です。

はたして『イニシエーション・ラブ』を経験するのは誰なのか、そのへんを考えながら観るのも面白いかもしれませんよ。


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