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映画『アデル/ファラオと復活の秘薬』を観た

2010 年 7 月 31 日


きのうの話です。
牛ロースステーキの晩ご飯を済ませた後、向かったのが新宿ピカデリー。

アデル/ファラオと復活の秘薬』の、上映最終日だったんですよね。
危うく見逃すところで、滑り込みセーフ。

この映画、どうもあまり評判がよろしくないようで。
それというのも劇場予告編やTVCMを見て、アドベンチャー活劇を期待した人が多いらしいんですね。

ハッキリ言っときますが、これ完全なるコメディー映画ですから。
女性版インディー・ジョーンズなんていう惹句に、惑わされてはいけません。

てゆーか、そもそも予告やCMなんかで既成概念を作ってから劇場に臨むなんてことはそろそろやめてはいかがかと。
そーゆーのと本編とに食い違いがあるなんてのは、今日に始まったことじゃありませんからね。

自分の勘を信じて作品をチョイスし、フラットで素直な感性を持って映画を観ましょうよ。
そうすれば、この作品もけっこう楽しめたんじゃないでしょうか。

確かにアメリカ風スラップスティックや和風芸人ギャグに慣れ親しんだ感覚だと、ちょっと馴染めない笑いかもしれません。
非常にライトな感覚のフレンチ・コメディですから、それが感性に合わないという事なら仕方ありません。

それからもともと仏コミックが原作だそうですから、かなり描き方がマンガなところがあります。
その辺も受け入れて、観る必要があるでしょうね。

また、作風がリュック・ベッソン監督らしくないという批判もあるようです。
いやいやそれも、勝手に監督に色付けするのはいかがなものかと。

確かに自分の好きな監督に、いつもの自分好みの作風を期待する気持ちも分かります。
でも毎回同じような作品しか撮らない映画監督ってのも、つまんないでしょう。

それに多分今回、リュック・ベッソン監督が製作から脚本まで担当してるわけですからね。
かなり自分勝手に楽しんで、面白がって撮ったんじゃないかと思うんですよ。

まぁとにかくそんな憶測や批判をよそに、上映時刻のブザーと共に物語は始まるわけです。
時は第一次世界大戦前の20世紀初頭、場所はフランスの都パリ。

博物館で展示されていた恐竜の卵からかえった翼竜が、空を飛び回り人を襲うという事件が発生。
警察の必死の捜査にもかかわらず、神出鬼没の翼竜は捕まらない。

ここで場面は一転して、エジプトに来ている男勝りの冒険作家アデル。
ファラオの秘薬を手に入れるべく、その手がかりとなる王家専属医のミイラを探しています。

宿敵のマッドサイエンティストの妨害にあいながらも、ようやくピンチを脱出してミイラを手に入れるシーンはちょっとした冒険活劇です。
でもインディー・ジョーンズ的アドベンチャーは、ここだけ。

またアッという間に舞台はエジプトからフランスに戻り、ミイラを運んでパリの駅に降り立ったアデル。
ここから、アデルが秘薬を求める理由や翼竜が蘇った秘密が徐々に明かされていくんですね。

スピーディな展開と小気味良いテンポで、ストーリは進んでいきます。
ニコリともしないで辛らつなセリフをはくアデルや、コントのような各シーンがクスリとした笑いを誘います。

主人公のアデル役のルイーズ・ブルゴワンは、元・天気予報のお姉さんなんだそうですね。
でもそうとは思えない演技力を感じさせる、堂々たる女優ぶりです。

整った顔立ちながら美人と言うほどではないと思うのですが、映画を観る内にだんだんとキュートで魅力的に見えてきます。
ただ色気はあまり感じませんでしたねー、裸になってもね・・・。

日本での評判はあまり良くないようですが、フランスではヒットしたそうなので続編を期待したいですね。
こういう軽いフレンチ・コメディ映画の公開は多くないので、シリーズ化しても良いのになと思える作品でした。
アデル/ファラオと復活の秘薬


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