以前の記事で、タルトはあまり好きじゃないと書きました。
実はもう一つ嫌いと言うわけではないのですが、好んで買い求めたりしないケーキがありまして。
それは、モンブランなんです。
パスタのように細く絞ったマロンクリームが、その名のごとく山を築いているアレですね。
いや正確に言うと、モンブランに限らないんです。
栗を使ったケーキ類全般なんですよね。
栗は好きなんですよ。
実に美味しい、秋の味覚です。
ただオレの中で、栗はそのままで美味しいものであるという頑迷な自分ルールと言うか思い込みがありまして。
それを練って砂糖を加えたりして、クリームにするなんぞはもってのほか。
栗のコンポート(甘露煮)や栗キントンなんかも、あんまり気に入らないですね。
でも甘栗はセーフ、つか甘栗最高、甘栗大好き。
オレとしましては栗に手を加えるのは甘栗までが限界であり、しかも最高なんです。
つまり甘栗こそが栗の最高形態というか最終形態というか、栗のスーパーサイヤ人というわけです。
ですから甘党のオレにもかかわらず、モンブランを買ったことは今までに1度も無かったんです。
それがついに、初のモンブラン購入に至ったんですよね。
この前の記事で銀座みもざ館のパォン・デ・ロー(半熟カステラ)を買ったと書きましたが、実はそのときのことです。
そのみもざ館のショーケースのパォン・デ・ローの隣にあったのが、このとんがりチーズモンブランだったんですよ。
【Update(追記)】
銀座みもざ館の店舗は閉店して、現在は松屋通り沿いのビル内で銀座みもざ館カフェとしてのみ営業しています。
よく見る丸こいモンブランとは違うその形状に、まず目をひかれました。
まるで、ソフトクリームのようです。
しかし、いかんせんモンブラン。
さらにはその土台が、どうやらタルト生地のようではないですか。
うーむ気にはなるけれども、ダブルで苦手系とは・・・
と、そのときはそのまま半熟カステラのほうを買って帰りました。
でもヤッパリ気になったので、帰宅してからネットで調べてみたんですよね。
そうすると名前こそモンブランと言えども、どうやら栗は一切使っていないらしいことが判明!
そっかー栗は使ってないのかーじゃあ買ってもいいよねいいよね、タルト生地だけれどもそんなのカンケー無いよね。
てなわけで再度、渋谷西武に足を運んだのでした。
そんなこんなで、モンブラン初購入。
「モンブラン初めて自分で買ったから、今日はオレのモンブラン記念日」
さて帰って早速、食べてみることにしました。
例によって行儀良くなんてお構い無しの方向で、手づかみでガブリ。
とんがった山なりの部分は、チーズクリームですね。
その内側には、生クリームが詰まってます。
チーズクリームの部分は、酸味がけっこう強いです。
チーズの酸味と言うよりは、レモンのような酸っぱさを感じますね。
甘酸っぱいと言うよりも、酸っぱいんです。
でも下のタルト部分にカスタードクリームが詰められてて、それがなかなかに甘い。
上が酸っぱくて、下が甘い。
甘さとのコントラストのせいで余計に酸っぱく感じるのかな?・・・うぅ~む、微妙だ。
こういう味のコントラストを好む人には、いけてるモンブランでしょうね。
でもオレはどうも味が真っ二つに分かれた感じがして、ちょっと口に合わないかな?
ところが楽天のサイトを見ると人気のケーキらしくて、好評のコメントが多いですよ。
だからきっと、オレの好みが普通から外れてるということなんでしょうね。
これはもちろん、銀座みもざ館でも食べられるようです。
酸っぱいのと甘いのの同時攻撃にハマりたい方は、試してみてはいかがでしょうか。