今日は久しぶりに渋谷は東急東横店の地下、フードショーでケーキを買って帰ることにしました。
実は前から目をつけてて、1度食べてみたいと思ってたケーキがあるんですよね。
というわけで、速攻やって来たのがラトーナ セルフィッシュプリンセスです。
そして、ありましたよ~半熟カステラ。
これですよ、コレコレ!
なんかもー名前からして美味しそう。
【Update(追記)】
渋谷のラトーナ セルフィッシュプリンセスの店舗は閉店。「半熟カステラ」は販売を終了して、現在は取り扱いがありません。
他のものには目もくれず、1つ買って帰りました。
販売員の女のコが可愛かったのですが、もちろんそんなものにも目もくれません(いゃ少しだけ目をくれましたゴメンナサイ)。
とにかく帰って早速、食べることにしました。
コーヒーも淹れて準備万端、透明なパッケージからケーキを取り出しました。
カステラという名前ですが、通常のホールケーキのように丸い形状です。
直径は、だいたい12cmくらいでしょうか。
底面は紙で包まれてて、上面の中央部分はしぼんだようにくぼんでいます。
カステラというには、なんだか妙な見てくれです。
調べてみると、パンデローというカステラの原型と言われるポルトガルの伝統的お菓子を元にして考えられたケーキなんだそうです。
ポルトガルで実際に売られているパンデローには様々な種類があるのですが半生状態に焼かれたものもあり、コレが半熟カステラのアイデアの元になったそうなんですよ。
とにかく、切ってみましょう。
ナイフを真ん中からザックリ!
あぅ!ネットリしたケーキがナイフにまとわりついて、切りにくいこと山の如しです。
ノコギリのように小刻みにナイフを動かして、ユックリと切っていきます。
よーし切れた・・・ゲッ!!
4分の1の大きさに切ったケーキを取り分けようとすると、中央部部分からトロリとした黄色の物体が流れ出しました。
「なんじゃコリャ!」と松田優作ばりに叫びそうになる自分をグッと抑えてよく見ると、どうもクリームのように見えます。
カステラのくせに、クリームがはいってんのか?
チョット舐めてみました。
「?!」
これまた奇怪な、玉子の黄身の風味です。
半熟という言葉から何となく連想はしてたのですが、こんなにダイレクトに半熟玉子を味わえるとは思いませんでした。
つまりクリームのように見えるその物体は、まんま半熟玉子の黄身なんですよ。
いやしかし、まさかケーキの中に玉子の黄身が入ってるなんて?
でも味わえば味わうほど、半熟玉子の黄身なんですよね。
まぁとりあえず疑問はそのままにして、本体のケーキを食べてみることにしました。
食感は、フンワリネットリした感じです。
ややこしいですが、そんな感じ。
詳細に言うならば、外周の部分は比較的フンワリで中央に行くに従ってネットリ感が強まります。
いずれにせよ、全体的にカステラというよりもスポンジケーキ風ですね。
パッケージに付いてた帯の説明書きを見てみました。
「卵黄をたっぷりと使い、テラコッタに入れ高温で炙るように焼き」とあります。
テラコッタというのは伊語で「焼かれた土」の意味で、一般には素焼きの焼き物を指すそうです。
建築関係では素焼きのタイル等、また園芸関係では素焼きの植木鉢等のことを言います。
ここでは、素焼きの器のことを言ってるんでしょうね。
つまりレンガ状の素材の容器の中に材料を入れて、オーブンか何かでガーッと焼いたようなイメージでしょうか。
一気に高温で火を通したせいで外側には火が通ってフンワリするけれども、中央はあまり火が通らなくてネットリした感じになるのでしょう。
中央上部が凹んでいるのも、いったん熱で膨らんだのが中程はスポンジになってないせいで冷めるにつれてしぼんだのだと思われます。
それにしても、食べれば食べるほど玉子の黄身の風味です。
クリーム上の部分は、それこそどう考えても玉子の黄身としか思えない味です。
でも黄身をそのまま入れたりしたら、いくら冷蔵保存してても悪くなったりしそうで疑問です。
かなり甘いから、砂糖を入れることで腐敗を防いでるのか?
実際、かなり甘いんですよね。
甘いのが苦手な人には、チョット無理目な感じ
オレは甘いの大好きなので、ペロリと平らげました。
それに黄身大好きですからね、非常に好みの味で満足できました。
根っからの甘党で、さらにラーメンには半熟玉子必須というトロ黄身好きなかたには是非食べてみて頂きたい一品ですね。
意外にも購入日から2日後まで日持ちがするので、手土産や東京土産にも良いかもしれません。