これも、きのう記事にした「泉屋東京店」の「鯉のぼりクッキー」と同じく。
新宿のタカシマヤの地下にある“銘菓百選”という全国の美味しいお菓子を集めたコーナーで買ったものなんですが。
長野にある和菓子屋「いとうや」の、「本そば饅頭」(6個入り税込み842円)です。
包み紙に貼られたシールに、“全国「五つ星の手みやげ」に掲載された銘菓”なんて書いてありまして。
「全国 五つ星の手みやげ」っていうのは、“おいしゅうございます”で有名だった岸朝子さんの著書で。
そんな惹句につられて買ったんですが、調べてみると本に取り上げられているのは同店の「大名きんつば」のほうでして。
なんだかチョット騙されたような気がしないでもないとはいえ、実際に食べてみて美味しければまぁ良いかなと。
実はおととい、賞味期限ギリギリで食べまして。
原材料が「砂糖・小豆・そば粉・山芋・水飴・膨張剤」というシンプルさで、保存料が入ってないこともあって日持ちが短いんですね。
名前のとおり“そば饅頭”なんですが、小麦粉が一切入ってないという意味では実に純粋な“そば饅頭”です。
見た目も、あの蕎麦の麺のような色をしていますよ。
大きさは直径が5cmほどで、ゴルフボールを少しつぶして饅頭型にしたくらいのサイズですね。
薄皮の饅頭で、中には小豆の漉し餡が入ってます。
食べてみると、その餡はホロッと口の中でほどけて溶けていくような口当たりです。
甘さはかなりアッサリめで、上品な味わいといった印象。
そして餡よりも皮に特徴がありまして、蕎麦の香りも微かにあるんですがむしろ山芋の風味がより感じられ。
さらには例のトロロのような、やや粘り気のある舌触りまで感じるんですよ。
なかなか面白い風味と、食感を楽しめる饅頭ですね。
賞味期限が4/29までになってまして、日持ちは3日ほどなんでしょうか。
今回は新宿のタカシマヤで手に入れましたが、都内だと恵比寿の三越の“菓遊庵”でも扱ってるようです。
そば饅頭好きなら、一度食べてみてはいかがかと。