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これはこれで良し『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』を観た感想(ネタバレ無し)

2020 年 2 月 15 日


『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』

画像:インターネット・ムービー・データベースより

オープニング・クロール

EPISODE IX

THE RISE OF SKYWALKER

The dead speak! The galaxy has heard a mysterious broadcast, a threat of REVENGE in the sinister voice of the late EMPEROR PALPATINE.

GENERAL LEIA ORGANA dispatches secret agents to gather intelligence, while REY, the last hope of the Jedi, trains for battle against the diabolical FIRST ORDER.

Meanwhile, Supreme Leader KYLO REN rages in search of the phantom Emperor, determined to destroy any threat to his power…

エピソードIX

スカイウォーカーの夜明け

死者の声がした! 怪しくも全銀河が耳にしたのは亡き皇帝パルパティーンが復讐を誓う不吉な声だった。

レジスタンスの将軍レイア・オーガナは秘密諜報員を遣わせて情報収集を行い、その間、ジェダイの最後の希望であるレイは、凶悪なファーストオーダーとの戦いに備えて修行に励んでいた。

一方、ファーストオーダーの最高指導者カイロ・レンは怒りに燃えつつ、彼の力に対するあらゆる脅威を排除しようと皇帝の亡霊を探し求めるのだった...

あらすじ

フォースの力に目覚めたレイ(デイジー・リドリー)とルーク・スカイウォーカー(マーク・ハミル)の身を挺した助けによって、レジスタンスがカイロ・レン(アダム・ドライバー)率いるファーストオーダーとの直接対決から辛うじて逃れてから1年。

レジスタンスの殲滅はできなかったものの、いまやファーストオーダーはほぼ全宇宙を支配するまでになっていました。

しかし自身の力を脅かすものを感じ取っていたカイロ・レンは、その正体を突き止めるべく惑星ムスタファーへ。

かつてダース・ベイダーが本拠地としていたその星で、彼はウェイファインダーと呼ばれるシスのナビゲーターを手に入れます。

さらにウェイファインダーの導きによって、誰も訪れない宇宙の辺境にある惑星エクセルゴルへとたどり着くレン。

そこで彼は、驚愕の事実を知るのでした。

その後しばらくして、とある宇宙空間。

ファーストオーダー内にいるスパイからの情報を受け取るため、ミレニアム・ファルコンに乗ったポー・ダメロン(オスカー・アイザック)とフィン(ジョン・ボイエガ)そしてチューバッカたちは協力者と接触していました。

協力者が入手した情報をR2-D2によって記録するポーでしたが、そこへファーストオーダーの追っ手の戦闘機の影が。

急いで彼らはミレニアムファルコンを発進させますが、その後を執拗に追ってくる敵機。

しかし通常は危険が伴うため決してやらない連続ハイパージャンプを繰り返すことで、ポーたちはどうにか追っ手を振り切ることに成功するのでした。

その頃レジスタンスの秘密基地のある惑星では、レイア・オーガナ(キャリー・フィッシャー)のもとでフォースの修行に励むレイの姿が。

木々の間を走り広い崖を飛び越えライトセーバーを振るその姿は、まるでかつてヨーダのもとで修行したルークのようでした。

そこへ、秘密の情報を携えたポーたちの乗ったミレニアムファルコンが帰ってきます。

彼らが持ち帰った情報を解析した結果、レジスタンスたちはカイロ・レンが感じたのと同様の驚きを覚えるのでした。

感想

最初に公開されたエピソード4から40年以上、そして前作「最後のジェダイ」から2年。

待ちに待った「スターウォーズ」シリーズの完結作が、昨年末ようやく公開になりまして。

早く観に行きたいと思いつつ諸事情で遅くなり、既に観た人達の感想などからできるだけ目や耳を背けつつ。

まったく予備知識を持たないよう気をつけて、IMAX3D公開の終了間際でようやく観ることができましたよ。

とはいえ実は私はこの「スターウォーズ」シリーズの最終パートはあまり好みじゃなくて、レイが主人公となってからのストーリーにはこれまでのワクワクした気分は持てずにいたんですね。

そもそも「スターウォーズ」ってのはその名のとおり宇宙大戦争のお話のはずで、エピソード3から始まった第2パートを観ていたときは題名から期待したとおりの興奮を覚えたもので。

登場する様々な異形の宇宙人たち、宇宙を駆け巡るスペースシップ。

そして西部劇や日本のチャンバラ映画をベースとしたような、善と悪との戦い。

さらに味付けとしてフォースという謎の特殊能力や、「ライトセーバー」なんていうカッケー武器など。

その実に分かりやすいスペースオペラの世界は、子供心を存分に満足させてくれたものです。

ところがこの第2パートが終わった頃から、何だか少しずつ様子がおかしくなってきまして。

それでも第1パートのエピソード1から3までは、元々抱いていた「スターウォーズ」の世界観をまだ気持ちの中で維持できてたんですね。

ところが最終パートに入ったエピソード7になると、昔のワクワク感がぜんぜん持てない。

なんか「スターウォーズ」ってこんなんじゃないって思いが、どうにも湧いてきてしかたなかったんですよ。

よく考えると、どうもこの第3パートって宇宙大戦争でもスペースオペラでもないんですよね。

そういう壮大な世界感じゃなくて、結局なんだか親族間の揉め事に宇宙中が巻き込まれてるだけのような。

中でも一番ガッカリしたのが、エピソード7での落ちぶれルークのくだり。

いくらなんでもジェダイの騎士たるものが、弟子の育て方を間違えたからってケツまくってトンズラこくって何だよ!って感じで。

きっとヨーダも嘆いてるに違いない、ジェダイの面汚しとしか思えないですよマッタク。

 

(_`Д)、「カーッ、ペッ!

しかもそれを寄ってたかって「最後のジェダイ」とか言って大騒ぎで探し回るのも、いったいどんな理屈だよ?とか思ったんですね。

まぁそんな引きこもりルークも、前作で少しは面目を取り戻しましたが。

さらにエピソード7からずっとカイロ・レンが登場するたびに、思わずウマヅラハギの泳ぐ姿が頭の片隅にちらつきまして。

『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』

どうしても集中が削がれてしまうので、そこだけは配役を考え直して欲しかったなとか思ったりして。

そんなこんなで、ちょっとモヤモヤした気持ちを抱きつつ迎えた最後のストーリー。

とはいえヤッパリ長年楽しませてくれた「スターウォーズ」ですから、それをついに結末まで観届けたとなると様々な不満を超える達成感と寂しさがあるのは当然で。

鑑賞を終えた今となっては、いろいろあったけれどもコレはコレで十分満足といった思いです。

最終パートで突然登場したドコの馬の骨とも分からない小娘のレイが、なぜフォースを使えるのか?といった疑問が取り沙汰され。

前作のラストで奴隷の子供がフォースを使っていた描写と絡めて、フォースは既に血による継承ではなく突然変異のごとく現れるような時代になってるのか?とかいろいろ憶測がありましたが。

そんな謎も、ナルホドといった形で解消されましたし。

ちなみにフォースを使える奴隷の子供については、今回のストーリーでは何の関わりも説明もありませんでしたが。

ともあれこれまでのエピソードにおける伏線の回収や数々のシーンに対するオマージュやがあったり、懐かしいあの人が登場したりと。

いかにも最終回らしいオマケもいろいろあって、何やかやと楽しめましたよ。

多分「スターウォーズ」という作品に対する思いが大きければ大きいほど、皆さん不満もたくさんあるかとお察ししますが。

そういったダークサイドに落ちそうな邪念を捨てて、物語と「共にある」という気持ちで鑑賞するのが一番かと。

一応これでメインストーリーは完結したということですが、今後はきっとサイドストーリーとか外伝とかいった作品が生まれることが予想され。

気持ちを切り替えて、それらについてはまた改めて新しい世界として楽しみたいと思いますよ。

それでは、「フォースと共にあらんことを」。

『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』


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-東京シネマ生活

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