TSUTAYA DISCASのDVDレンタル定額プランで、『インベージョン』(2007年公開)を観ました。
画像:映画.comより
ずいぶん前に公開された映画なんですが、DISCASの定額レンタルの旧作借り放題を利用して借りてみましたよ。
この作品は地球外からの謎の生命体に侵された人間達と、それに抗って逃げる女性を描いたSFスリラーです。
その生命体に侵された人は、外見はそのままに内側から乗っ取られてしまうんですが。
SF好きの人なら、この説明を聞いてピンと来ることでしょう。
これは有名なSF小説『盗まれた街(The Body Snatchers)の、4度目になる映画化作品と言われてるんですね。
とはいえベースとなる設定は似ていますが、内容は同じものとは思えないストーリーとなっていますので。
小説にインスパイアされた、まったくの別物と考えて観た方がいいでしょう。
さて物語の始まりなんですが、謎の生命体は墜落したスペースシャトルに付着して地球にやって来ます。
スペースシャトルの残骸からウィルスのように人に感染したソレは、さらに人から人への体液による感染で勢力を広げていくのですが。
面白いのがソイツは感染者が眠っている間に人格を乗っ取ってしまうとのことで、つまり感染しても眠らない限りは大丈夫いう設定なんですね。
それで主人公のキャロル・ベネル(ニコール・キッドマン)も、感染してしまうものの眠らないことによって乗っ取りを防ごうとします。
地球外生命体との戦いを経験した人はいないと思いますが、睡魔との戦いならほとんどの人が経験したことがあるでしょう。
オレももちろん経験がありまして、だからこそ眠気と必死に戦うキャロルの辛さが痛いほどよく分かるんですよね。
そんな観点から主人公に感情移入できるところが、オレはけっこう気に入りましたよ。
そしてキャロルは息子を連れて、追ってくる感染者達から逃れつつ対抗策を模索するのですが。
ふとしたことから、息子がその鍵になることに気づくんですね。
はたしてキャロルは、人格を乗っ取られる前に謎の生命体を駆逐する方法を見つけることができるのでしょうか?というお話になってます。
ところで本作には助演として、今や007として有名なダニエル・クレイグが出演してるんですが。
あまり出番は多くないので、彼を目当てにこの映画を観た人は少しガッカリするかもしれませんね。
何より主人公を演じるニコール・キッドマンが活躍する映画ですから、彼女のファンなら間違いなく満足できることでしょう。
ただ全体的にはあまりお金のかかってない印象のある作品なんで、どうしてもB級感はぬぐえないんですよね。
ですからその手のB級SF映画が嫌いじゃない方には、おすすめできる映画かなと。