おとといの「舟和」の「芋ようかん・あんこ玉詰合せ」、そしてきのうの「ケンズカフェ東京」の「特撰ガトーショコラ」に続きまして。
松屋銀座の地下にある銘家逸品で買った品々の、ラストを飾る第三弾。
大阪の「まめの木」の、「中之島レモン」(5個入り税込み1,450円)というレモンケーキです。
「まめの木」というのは、元々は堺市の住宅街で30年近く前に開業した洋菓子店ですが。
2年半ほど前に御堂筋の大江橋のたもとから裁判所の方にチョット行った所に、新しく“大阪・中之島mamenoki”の名で店をオープンしまして。
現在は、そちらを本店として営業しているようですね。
ナチュラルというか素朴さを感じる箱の中に、これまた簡素なレモン色の個包装が並んでまして。
その中身のレモンケーキは縦が7cmほどと、名刺にちょうど乗るくらいのやや小さなサイズ。
レモンケーキと聞いて頭に思い浮かぶ形は、やはりレモンを縦半分に切ったような楕円形なんですが。
この「中之島レモン」は、それとは少し違うユニークな形をしてまして。
一方がとんがってもう一方は丸くふくらみを帯びた、まるで下膨れのナスのような形状をしてますよ。
レモンチョコも全体を覆う感じではなくて、部分的に塗ってあるという感じですね。
そして普通のレモンケーキと違うのは見た目だけじゃなくて、味わいも想像とはまったく違ってまして。
とにかく、すっごくシットリしてます。
ケーキの質感はややモソッとした点もあるんですが、それを上回るシットリ感が口当たりの良さを印象づけますよ。
そしてフワリと鼻を抜けるレモンの風味や、ときおり舌に感じられるレモンピールの甘酸っぱさも良いですね。
これは昔懐かしの手軽に食べるレモンケーキではなくて、お皿に置いて上品にフォークで食べたいと思わせるレモンケーキです。
ただサイズの割に値段が高いので、自分で食べるよりも手土産などにしたいところですが。
大阪の甘党なら知る人ぞ知る人気の品とはいえ、東京ではあまり知名度が無いのがチト難ですかね。
箱の中のリーフレットにレモン・卵・発酵バターなどのこだわり書きがありますので、それを読んでもらって質の高さに気づいて頂ければなと。
ともあれ、レモンケーキ好きなら一度は食べてみるべき一品でしょう。
賞味期限は4/6になってますので10日ほど日持ちするようですが、“お早めにお召し上がりください。”との注意書きもありますので念のため。