おととい新宿タカシマヤへ行きまして、目的は催事で開催中の「第21回グルメのための味百選」です。
全国の老舗・銘店のグルメ商品を集めたイベントで、地下の「味百選」売り場の特別版のような催しですね。
オレが行った3時頃には、なにやら行列ができてまして。
どうやら目玉商品の「美玉屋」の「黒みつ団子」や、「出町ふたば」の「豆餅」を求める人達のようで。
販売開始の30分前にして、既に100人近くの列ができてるのはスゴイの一言ですが。
並ぶのが嫌いなオレは他のお店をブラブラ見て回りまして、美味しそうだなと見つけて買って帰ったのがコレ。
愛知で創業から160年以上続く老舗和菓子屋「まつ月」の、「歴史街道 半熟チーズ」(5個入り税込み1,350円)です。
なんでも楽天の去年の冬のスイーツグランプリで、“三世代スイーツ部門”という世代を問わず好まれるスイーツを選ぶ部門でグランプリを受賞したチーズケーキなんだそうで。
品名に“歴史街道”とあるのは、店に残された昭和初期の古い記録からその配合・製法を基にして作られたためらしく。
歴史ある和菓子屋が作った、歴史あるチーズケーキってことなんですね。
5個入りの箱の中には、「足助塩半熟チーズ 」(3個)と「眠り柿半熟チーズ」(2個)の2種類のチーズケーキが入ってるんですが。
見た目は同じで、縦が5cmで厚みが2cmほどの小判型の形をしてます。
まずは「足助塩半熟チーズ 」を食べてみたんですが、土台がスポンジケーキになっててその上にスフレが乗ってるんですね。
そのスフレの食感はとても柔らかく、オレの好きな「スナッフルス」の「チーズオムレット」にソックリでして。
口に入れたとたん、フワッと消えてしまうような口解けのよさです。
チーズの香りがシッカリ感じられて、そして思ったよりきいてる塩味が甘さをひきたててまして。
“足助塩”というコレも愛知で歴史のある塩が、チーズケーキの味わいをより味わい深くしていて美味しいですよ。
「眠り柿半熟チーズ」のほうは、「まつ月」の「眠り柿ずくし」という干し柿から作られた羊羹のような人気商品があるんですが。
スポンジケーキとスフレの間に、その「眠り柿ずくし」を挟んであるんですね。
「眠り柿ずくし」は上品な甘さで美味しいんですが、チーズケーキのチーズ感が強いので柿の風味は感じられない印象で。
「まつ月」の看板商品を合わせるというせっかくの工夫ですが、どうもオレにとってはあまり効果が無いようでしたよ。
というわけで「眠り柿半熟チーズ」のほうは、やや残念な感想になってしまいましたが。
「足助塩半熟チーズ 」のほうは、とても気に入りまして。
同様のチーズケーキを作る他のお店も、是非この塩とチーズケーキのコンビネーションを取り入れて頂きたいなと。
消費期限が3/26になってるんで、要冷ですが日持ちは購入日を含めて3日ほどのようです。
あまり見かけることが無い一品かと思いますが、機会がありましたらお試しアレ。。