今日、阿佐ヶ谷に買い物に出かけまして。
イトーヨーカドーというスーパーマーケットに行ってみると、“駅弁・空弁大会”なんてのをやってたんですよ。
それでエスカレーターを降りた正面にある催事コーナーをのぞいてみたところ、我が故郷である広島の駅弁を発見。
というわけで買って帰ったのが、この「広島駅弁当株式会社」の「夫婦あなごめし」(税込み1,150円)です。
今年の初めに新宿の京王百貨店の催事で、「あじろや」の「炙りあなごめし」ってのを買って記事にもしましたが。
その「あじろや」ってのは「広島駅弁当株式会社」のブランドなんで、これら2つの弁当は同じメーカーの商品ってことになりますね。
先の「炙りあなごめし」も美味しかったですが、さてこの「夫婦あなごめし」はいかがなものかと。
消費期限が購入当日になってたんで、晩ゴハンとして帰って早速頂くことに。
大きさは縦横が24cm×12cmで高さが4cmほどと、細長い形になってますよ。
蓋を開けると、敷き詰められたご飯が見えないくらいにピッチリと煮穴子が2本並んでまして。
商品名の“夫婦(めおと)”ってのは、この2本の穴子を夫婦に見立てて付けられたんでしょうね。
もちろん駅弁なんで中に割り箸が入ってまして、それから付け合せに広島菜漬とさらに小さな丸い容器に穴子の骨が。
鰻屋でウナギの骨を食べたことはありますが、穴子の骨なんて初めてでチョット驚きましたよ。
煮穴子にはツメがかかってますが、嬉しいことにさらに別添えで小袋のツメが付いてまして。
オレは穴子にはこの甘辛いのがタップリかかってるのが好みなんで、当然その別添えのもシッカリとかけまして。
パクリと食べてみると、これまた実に美味い。
甘めの味付けでフンワリ柔らかな穴子と、冷めてやや固くなってますが下の醤油ゴハンとの組合せはバッチリです。
「炙りあなごめし」も美味しかったですが、ツメが別添えでタップリなこの「夫婦あなごめし」のほうがオレは好みですね。
途中に口直しで食べる広島菜漬も、塩加減のきいた穴子の骨もナカナカ良いですよ。
おそらく旅の途中の列車内で食べるならば、ビールと一緒にこの「夫婦あなごめし」を買い込みまして。
まずは広島菜漬と穴子の骨、それから少しばかり煮穴子もツマミにしてビールをグビリとやった後で。
残りの穴子とご飯でしめるというのが、理想の食べ方じゃないですかね。
そんな想像をしながら、旅の気分を味わいつつ広島の味を堪能した駅弁での晩ゴハンでしたよ。
そういえば「夫婦あなごめし」は、酒飲み漫画というかグルメ漫画として有名な『ワカコ酒』にも登場したそうで。
あなたもこの広島名物の駅弁で、「ぷしゅー」っとやってみてはいかがかと。