3日ほど前に阿佐ヶ谷に行きまして、イトーヨーカドーで買い物をしてるときに催事販売で見つけたんですが。
「一六本舗」の「一六タルト しょこら」(3個入り税込み486円)という、四国銘菓として有名な「一六タルト」のチョコ味バージョンです。
「一六タルト」っていうのは、“タルト”と聞いて思い浮かぶクッキー生地の上にフルーツとかをのっけた洋菓子とは違いまして。
餡子をスポンジ生地で巻いてあって、ちょうどロールケーキのような形をした洋風和菓子なんですが。
その元は松山藩主の松平公が長崎からその製法を四国に持ち帰ったという、かなり歴史のあるお菓子なんですね。
製造販売元の「一六本舗」も明治16年創業という、四国では誰もが知る老舗の菓子メーカーでして。
ちなみに社名の“一六”というのは、その創業年を由来としてるんだそうですよ。
とはいえオレが「一六タルト」を食べたのは、ずいぶん昔に愛媛に行ったときが最初で最後でして。
あまり馴染みのあるモノじゃないんですが、今回目にとまって久しぶりに食べてみようかなと。
昔は1本まるごとだけの販売だったんですが、最近はカット販売もされてるんですね。
というわけで、カットされて個包装になった「一六タルト」を久しぶりに食べてみることに。
大きさは直径6cmほどで饅頭とか大福と同じくらいと言いますか、通常のロールケーキに比べるとかなり小さめサイズ。
チョコレートの入ったフカフカのスポンジ生地の中に、これまたチョコレート入りの餡子がタップリと巻き込まれています。
食べてみると、チョコの風味と一緒に「一六タルト」ではお馴染みの柚子の香りもしますね。
それから想像したほどチョコレート感はしなくて、ネットリした食感も含めてチョコよりも餡子の印象を強く感じますよ。
どちらかというとオレは、もっとチョコテイストを多めにして欲しい気もしますが。
漉し餡好きの人なら、存分に美味しく食べられる味わいと言えるでしょうね。
「一六タルト」には他にもいくつかフレーバがあるらしいんで、また見つけたら食べてみたいと思いました。
賞味期限は2/9になってますから、10日以上日持ちするようです。
この「しょこら」は、これまで期間限定で販売されてた「チョコ」味を昨年末にリニューアルして新発売になった商品とのことで。
同様に冬季のみの期間限定商品なんですが、機会がありましたら是非。