9/20のオープンなので、もう3ヶ月も前なんですが。
東京駅の八重洲口に新しく、「グランルーフ」というスポットができまして。
新顔の飲食店が、いくつもできたんですよね。
いずれ入ってみようと思ってたんですが、ヤッパできてからしばらくは混雑が続いてたもので。
今夜ようやく、その内の一つに入ってみました。
「天喜代」という、天ぷらのお店です。
入ってからお店の人に話を聞いて分かったんですが、下高井戸に本店を持つ「旭鮨総本店」が経営する天ぷら屋さんなんですね。
下高井戸駅のすぐ近くにも「天喜代」がありまして、それが「旭鮨総本店」の系列だというのもこのとき初めて知りましたよ。
さてお店に入って、まずは生ビール。
それから「海鮮サラダ」(800円)と、「大江戸天丼」(1,500円)を注文しました。
「海鮮サラダはけっこうボリュームありますが・・・」と店員さんに言われましたが、「頑張ります!」と決意を表明してそのままオーダーしまして。
お通しにお願いした「フグの煮こごり」を突きつつ、ビールを飲みながら待つことしばし。
ドドーン!と「海鮮サラダ」がやってきましたが、これが確かにけっこうな量で。
タップリの野菜の上に赤身・サーモン・海老・卵焼きが乗ってまして、なかなかの食べ応えです。
「頑張ります!」と宣言したので頑張って食べましたが、これだけでおなかが一杯になりそうでしたよ。
でも海鮮類がビールのおつまみにもなって、サラダなのにお酒にも合うという意外にグッチョイスな一品でした。
そして頃合いを見計らったのか、良いタイミングで「大江戸天丼」のご到着。
丼に立てられたフタに寄りかかるようにしてそびえるのは、アナゴの天ぷらです。
他にはエビが2尾と、キス・獅子唐・半熟玉子の天ぷら。
それからウニも少しだけ入ってますが、これはホントに少しと言うか指先でつまんだ程度なんで無い方がいいかなといった感じですね。
アナゴの天ぷらの大きさに比べると他のはやや小ぶりですが、やはり揚げたてですからまずまずの美味しさです。
そして何よりオレが気に入ったのは、半熟玉子の天ぷら。
甘口のタレがかかったご飯の上で、この半熟玉子天を割るんですね。
トロリとした黄味のかかったご飯を口に入れると、タレと玉子が混ざり合った味わいが何ともたまらないんですよ。
天丼全体としては普通に美味しいかなというくらいの印象でしたが、半熟玉子天のおかげでけっこう満足しました。
ただやはり寿司屋の経営ということで、天ぷらよりも鮮魚系のほうがクオリティが高いような気もしまして。
というのも「海鮮サラダ」が、値段の割に内容が良かったんですよね。
仕入れも寿司屋と同じルートで築地からとのことなんで、お刺身とかのレベルがけっこう高いのかもしれません。
余談ですが、店長さんでしょうか?男の店員さんがすこぶる気さくでして。
こういう駅ビルの天ぷら屋さんには珍しく、いろいろ話しかけると付き合ってくれる感じで面白かったです。
他の店員さんもフレンドリーで、とても居心地が良かったですね。
忙しい頃合はアレでしょうが、一人で行っても楽しく食事ができる雰囲気のお店でしたよ。
他の八重洲地下街のお店に比べると価格帯はやや高めですが、東京駅での一人ゴハンや数人での飲みにもけっこう使えるお店ですね。
ただ天ぷらも良いですが、海鮮系のほうがより吉かも・・・それから半熟玉子天は必須と言っておきましょう。