今回も、おととい大丸東京店に行ったときに買ってきたものです。
「中里菓子店」の、「揚最中」(180円)と「南蛮焼き」(240円)。
「中里菓子店」っていうのは駒込駅近くにある、老舗の和菓子屋さんだそうで。
小さなお店ながらも、そこの「揚最中」はけっこう有名らしく。
大丸東京店でもかなり小さなコーナーに店舗を構えてまして、現在は「揚最中」と「南蛮焼き」だけを販売しているようです。
今回は、「揚最中」×4個と「南蛮焼き」×2個の箱入り(1,300円)を買ってみました。
まるで寿司折のような風情の包みや箱の中に、「揚最中」と「南蛮焼き」が並んでます。
「南蛮焼き」のほうは表面が箱にくっつかないようにセロハンで覆われてますが、どちらも個別には包装されない状態で箱に入ってますね。
まず、「揚最中」のほうから食べてみることに。
これは最中と言っても、2枚のおせんべいの間に粒餡が挟まれてるような形状をしています。
大きさは、直径5cm強ってとこですかね。
食べてみたんですが、おせんべいの部分が湿気てしまってるようでどうも食感がよろしくないです。
箱に入ってたリーフレットを見ると、フライパンやオーブントースターであぶると良いと書いてありますよ。
それで早速、アルミホイルで軽く挟むようにしてオーブントースターの中へ。
こういうのって焼き加減がすごく難しいんですよね、焦げないようにジッと中の焼き具合を見ながら待ちます。
頃合いを見て裏返して、さらに待つことしばし。
そろそろかなってところで取り出して、いきなりだと熱いので少し冷ましてから食べてみました。
手間はかかりましたが、あぶった「揚最中」は食感がパリッとしててなかなか良いですね。
おせんべいの表面に塩をまぶしてあるようで、その塩味と中の餡子の甘さのコンビネーションが良いです。
やはり塩大福を代表として、塩と餡子ってのは悪くない取り合わせなんですね。
「揚最中」の名のとおり、これは最中の皮をゴマ油で揚げてから餡子をはさんであるんだそうですが。
食べてみた印象は、どうにも塩センベイの餡子サンドです。
大きさと厚みを2/3にしたサラダせんべいで餡子を挟んだものと言えば、表現として分かりやすいかもしれませんね。
味わいとしてはけっこう美味しいので、チョット変わった和菓子として試してみてはいかがかと。
そして続いては「南蛮焼き」のほうですが、これは「揚最中」より2まわりくらい大きいサイズですね。
柔らかな生地の中に粒餡が挟んであって、ドラ焼きと言うか和風ブッセのような形状です。
食べてみると、皮の食感はフンワリと言うよりもややムッチリとした感じ。
黒糖の香りと甘さがかなり強くて、中の餡子の甘さと相まってかなり甘口な印象ですよ。
どこかで食べたことあるような味わいなんですが、それが何だったのか思い出せないもどかしさ。
それはともかく、弾力の強い黒糖蒸しパンに餡子を挟んだものと言えば近い感じかな。
変わり和菓子といった点で、どちらかと言えば「揚最中」のほうがおすすめでしょうかね。
2品とも消費期限が購入日を含めて3日なんですが、やっぱりできるだけ早く食べるほうが良いようです。
それぞれ1つから購入できますから、チョット試しに食べてみるのも良いでしょうね。
「揚最中」は最近特に有名になってきてるようなので、手土産や東京土産としても悪くないと思いますよ。