銀座の松坂屋も、来年には無くなるということで。
その前にできるだけ寄るようにしようと、仕事帰りに足を伸ばしてみました。
で、例によって甘いものを求めて地下へ。
ここの「白雪亭」というのはグレープストーン系列でして、1階にあるねんりん家の仲間なんですね。
ショーケースのロールケーキがすこぶる美味しそうだったので、買って帰りました。
その名も、「銀座木挽町チーズロール」。
【Update(追記)】
グレープストーンの白雪亭ブランドは終了して、「銀座木挽町チーズロール」も現在は取り扱いがありません。
中のリーフレットによると、「かつて東京の粋を代表した銀座の木挽町にちなみ菓銘をつけさせていたきました」とのこと。
今回は、長さ8cmほどのハーフサイズ(640円)にて購入。
木挽町(こびきちょう)っていうのは、今で言うところの東銀座あたりのことです。
江戸時代に築城のために集めた材木職人達が住んでいたことから、ついた地名らしいですよ。
後に芝居小屋が多く開かれて、ずいぶん賑わったそうで。
今は工事中の歌舞伎座や新橋演舞場があるのは、その名残なんでしょうね。
何をどうちなんだかその木挽町の名前がついたロールケーキですが、つまりは名前のとおりチーズのロールケーキです。
何がチーズかと言いますと、中に巻かれたクリームがチーズクリームなんですよ。
しかもそのクリームは、2重になってまして。
外側の白いクリームはアッサリめ、そして内側の黄色っぽいクリームは濃厚という組合わせだそうです。
実際に食べてみると、なるほど白いほうは軽い口当たりです。
甘くてミルキーな味わいの中に、チーズの風味がフワリと香りますね。
そして内側の黄色っぽいほうは、ややモッタリとした食感。
控えめな甘さと同時に、クリームチーズのような酸味とコクが感じられますよ。
生地もかなりフンワリしてるし、想像以上に美味しかったです。
特にチーズ系が好きな甘党の人に、おすすめしたいですね。
消費期限は、購入日を含めて3日ほどのようです。
手土産や、あるいは荷物に余裕があったら東京土産にしても良さそうですね。
銀座の松坂屋のほかに、東京駅構内の銘品館や羽田空港でも販売されているようですよ。
近くに立ち寄る機会がありましたら、お試しアレ。