前回に引き続き、銀座の松屋で開かれていた広島物産展ネタです。
そして前回と同じく、西洋菓子処バイエルンというお店の品。
宇治抹茶のルートヴィヒII世です。
と言うといったい何だか分かりませんが、抹茶風味のバターケーキなんですね。
もともとバイエルンの看板商品で、ルートヴィヒII世という名前のバターケーキがあるそうで。
これは、その抹茶バージョンとのこと。
そもルートヴィヒII世というのは、今のドイツの地にかつて存在したバイエルンという国の王様の名前。
店名であるバイエルンにちなんで、代表となるケーキにその国王の名前をつけたんでしょうね。
箱を開けてみると、透明なパッケージに包まれたケーキが登場。
箱から取り出すと、その透明パッケージは・・・なんと密封されてないじゃないですか。
賞味期限が約1週間と短いのは、ケーキに保存料が使われてないことだけが原因じゃないのでは?
これ密封して酸化防止剤とか入れたら、もうチョットもつんじゃね?とか思ったり。
いや、この状態で添加物無しで1週間もつってことが逆にスゴイのか?とも思ったり。
ウーン・・・まーいーか、とにかく食べることに。
美味しそうな焼き色のケーキをナイフで切ってみると、鮮やかな抹茶色の生地が表れます。
では頂きますか、パクリ。
食感は、カステラほどフンワリとはしていませんが、想像してたよりやわらかいです。
バターケーキらしいシットリ感もあって、口当たりが良いですね。
甘さも程よくて、なかなか美味しいですよ。
ただ惜しむらくは、抹茶風味がほとんどしない。
まぁこの手の焼き菓子には、よくあることです。
やっぱ焼くと風味って、とんでしまうんですよね。
そう言えば以前記事にした同じく広島の茶の環の抹茶満月は抹茶風味がシッカリしてましたが、そっちのほうが不思議なくらいで。
焼き菓子に抹茶風味の過大な期待はするべきではないとか思ってますから、許容範囲です。
とにかくバターケーキとしては十分美味しいですし、これで1,470円という値段も標準的なレベルでしょう。
広島土産にしても良さそうなので、帰省したら次は普通のルートヴィヒII世も買ってみたいと思いましたよ。
ところで、「ルートヴィヒII世」っていう名前・・・どうなんでしょうねー。
おそらく、芸術を愛し美しい城を造りワーグナーを育てた、イケメンのメルヘン王の好イメージでつけたんだと思うのですが。
ビスコンティの映画とかでご存知の方もいらっしゃるでしょうが、かの王様は「狂王」という名でも知られておりまして。
晩年は精神を病んで哀れなホモデブ王になってしまい、それゆえ王座も奪われついには湖で謎の水死体で発見されるという悲しい最期を遂げたんですよね。
まーなんつーか、単なるイメージの問題なんですけれどもね。
いゃ大きなお世話ですね、ハイ。