登三松(東銀座)で「うな重(松)」を食べた

今夜は銀座に、一人ゴハンにやってきました。
例によってどこにしようかとウロウロさまよった挙句、歩き疲れてヘロヘロになった頃に見つけたお店。

登三松(とみまつ)という、東銀座にある鰻屋さんです。
この辺りはたまにウロつくんですが、こんなところに鰻屋さんがあるなんて今まで気がつきませんでしたよ。

後で分かったんですが、どうも都内で５～６店舗展開している「登亭」という鰻屋さんの系列店らしいです。
店構えから、てっきり個人経営のお店かと思ったんですけれどもね。

場所は銀座の中心からはけっこう離れてて、チョット分かりづらいかもしれません。
昭和通りと晴海通りが交差する三原橋の交差点から、北東(京橋)方向へ少し行って２つ目の交差点を右に入ったところです。

すぐそばにホテル銀座ダイエーがあって、その先の角ですね。
わき道に面した大きなガラス張りの窓から、中がよく見えます。

明るくて清潔そうな雰囲気に好感触を得て、自動ドアをくぐって中へ入りました。
夜の７時を過ぎてまさに夕食時なだけに、ほぼ満席です。

１つだけあいてたのが４人がけの席だったので、そこへ通されました。
店員さんは愛想良く席の用意をしてくれましたが、１人で広い席を占領してチョット申し訳ないです。

店内はややこじんまりした感じで２人用のテーブルが３つ、そのテーブルをくっつけて４人がけにした席が４つほど。
カウンタ席は無いようですが、なんとなく１人でも入りやすそうな雰囲気がしますね。

テーブルのメニューを見ると、うな重は松・梅・並の３ランクがあるようです。
鰻なんてめったに食べないので、ここは一番上ランクの松を頼むことに。

実際これまで鰻を食べるのは、年に１回あるかないか程度だったんですよね。
今年はこれが３回目なので、多いほうです。

「あ、それから肝焼きも１本お願いします」
生ビールを頼んだのでつまみが欲しいと思って、奥へ戻りかけた店員さんを呼び止めて追加注文しました。

さて、やってきたビールはジョッキではなくグラス入りなのでやや少なめ。
瓶にすればよかったかなー？まーいーやグビリ、美味い。

最近はずいぶん涼しくなってきましたが、かなり汗ばむほど歩き回ったので喉が渇いてたんですよね。
ようやく、人心地がついた気分です。

右隣は４人組のサラリーマンが、声高にシモネタ話に花を咲かせています。
そして左隣は、カジュアルな様子の老紳士がノンビリと一杯やってます。

実に庶民的な雰囲気というか、地元の住民や勤め人に愛されてるお店っていう感じです。
銀座も昭和通りを隔てたこちら側は、高級店よりもこんな気安い感じのお店が多いような印象がありますね。

そんなことをツラツラ考えつつ、ウナギの骨せんべいをポリポリかじりながらビールをグビグビ。
この骨せんべいはビールにサービスでつけてくれたものなんですが、カレー風味でなかなか美味いですよ。

っと・・・早くも肝焼き登場、
おぉ！これは何だか量がすごいな、串にぎっしり肝が詰め込まれた感じです。

串から取り外したそれをつまみながら、ビールをグビリ。
甘ホロ苦い味が、ビールにぴったりですね。

そうこうしている内に、お盆にのったうな重がやってきました。
おー来たか、じゃあビールをもう１杯ください。

お重の蓋を開けると、ご飯が見えないくらい一面にぎっしりと敷き詰められた鰻が現れました。
うむ、このご時世にコレはなかなか頑張ってるねー感心感心。

では鰻をつまんで、口へとパクリ。
ホロホロッと柔らかな鰻が、甘いタレの香りと共にほどけていく食感ですね。

やや小骨を感じる部分もありましたが、気になるほどではありません。
ボリューミーで、食べ応えのある鰻ですね。

タレは甘過ぎず辛過ぎず、程よくて比較的一般的な味のように感じます。
量的にもちょうど良いんでしょうが、オレの好みだともう少しだけ多めにかけてくれたほうが良かったかな。

ご飯も良い具合に炊けてますが、鰻の大きさの割にはチョット少な目かも。
オレはこのくらいが良いのですが、ガッツリいきたい人は１００円追加して大盛りにするべきでしょうね。

それから付け合せに小皿のお新香がついてるんですが、ここのお新香も量がタップリです。
どうして鰻屋のお新香って大盛りなんでしょうね、オレはお新香タップリはあまり得意じゃありません。

こういうときはご飯をたくさん残して、それをお新香で食べるのがオレのやり方。
甘いタレの付いたご飯とお新香はよく合って、こうすると多くても美味しく食べられます。

さてと鰻重を平らげてビールを飲み干したら、肝吸いでお腹を温めて〆めです。
お重には、肝吸いも付いてるんですよね。

フーッ・・・おっと忘れてた、松の鰻重にだけ付いているデザートを食べなくちゃ。
デザートといっても缶詰の杏仁豆腐が小皿にほんの少しですから、まぁチョットした口直し程度ですけれどもね。

さて、ご馳走様でした。
レジのところで気が付きましたが、お会計がＳｕｉｃａでできるんですねー便利！

店員さんもグッド・タイミングで温かいお茶を出してくれたり、気の利いたサービスで今日は気持ちよく食事ができましたよ。
雰囲気も良いので、またフラリと立ち寄ってみたい気分になりました。

今年からは季節も問わず、もっと何度も鰻を食べることにしようかな。
ランチもやってるようですから、気軽に鰻を食べたくなったときにおすすめですね。

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