デパートの期間限定出店で見つけた、「バッケン・モーツアルト」の文字。
バッケン・モーツアルト?!
それって、アレ?
我が故郷、広島のバッケン・モーツアルト?
やっぱそーかー、おおー懐かしいのー。
ほんま久しぶりじゃ、元気じゃった?
とかなんとか心の内で田舎なまりをブチかましながら見てみると、チーズオムレットなんてのを売ってる。
チーズオムレット?んー何かどっかで聞いたような、見たような。
とにかく、同郷のよしみで購入です。
それに、ブチ美味そうじゃったけーねー。
てなわけで買って帰って箱を開くと、中には小さな丸こいチーズケーキが8個並んでます。
これはもうなんか、見るからに例のチーズオムレットですね。
では食べてみましょうかね、スプーンですくってと。
パクリ、ハムハム・・・
フンワリしたスフレ状の食感と、鼻に抜けるクリーミーなチーズの風味。
美味い!美味いけど、やっぱアレだ。
つまりアレですよ、チーズオムレットといえば北海道のスナッフルス。
オレの好物の、アレです。
まさしく、ペイストリースナッフルスのチーズオムレットとおんなじ形と味なわけです。
実際、他人の空似とは思えないソックリさ加減なんですよね。
もう一口食べてみましょう、パクリ。
ううーん口の中で溶けるようなこの感じ、そして優しいチーズの酸味とミルキーな美味しさ。
マナ・カナと言うか、「チョット!チョットチョット!」と言うか。
まったく見分け食べ分けのできない、完全な双子っぷりですよ。
パクリか?パクリなのか?
いくら遠い北海道の店のものとは言え、人気の商品をそのままパクるなんて同郷として恥ずかしいぞまったく。
とプリプリしながら商品の説明文をじっくり読んでいると、こんな一文を発見。
なになに・・・?
「尚このお菓子の配合は、北海道函館市の中澤さんから頂いたものを元に調整させていただいております。」
北海道函館市の中澤さん?
それってば、つまりスナッフルスの中澤さんってことかい?チーズオムレットの生みの親の?
実はペイストリースナッフルス(ペシェ・ミニヨン)の元社長が中澤誠一って人で、まさにチーズオムレットを作り出した人なんですよね。
あるいは、現社長の中澤美樹さんの方かな?
いずれにせよ、つまりはもしかして・・・本家本元から製法を伝授されたってことなのかい?
「頂いた」ってことはそうだよね、まさかコッソリ無許可で「頂いた」わけじゃないよね。
そうかそうか、パクリじゃないんだね(きっと)。
とりあえず、一安心だよ(多分)。
まーとにかく「頂いたものを元に“調整”させていただいて」いるらしいし、原料に地元の砂谷牛乳を使ってるってことで、それなりにオリジナリティーもあるに違いない。
それにオレにとっては、好物のチーズオムレットを郷土広島で手にあるいは口に入れることができるってのは有難いわけですよ。
だから問題無しです、証明終了。
じゃけーあんたも広島に行ったときには、買うてみんさい食べてみんさい。美味いんじゃけーほんまに。
ちなみに、そっくりなペイストリー・スナッフルスのチーズオムレットはコチラ。
ご参考まで。