東京でイモ系和菓子と言えば、舟和の芋ようかんと満願堂の芋きんが双璧ですよね。
どちらも甲乙付け難い美味しさのイモ和菓子ですが、今回の話題は満願堂のほう。
大丸東京1階にある満願堂は、芋きんを買い求めるお客さんの行列ができることも珍しくありません。
でも今日は見てみると行列も無いし、ウム久しぶりに芋きんでも買って帰るかと店先に向かいました。
そこでフト目に付いたのが、その名も芋きんどら焼き。
餡子の代わりに芋きんが入ってるのかと思ったらそうじゃなくて、餡子と芋きんが両方入ってるんだそうな。
えーっと・・・つまりアレか?
カスタードクリームと生クリームの両方が入ってる、ダブルシュークリームみたいなもんか?
芋きんを買うつもりだったんだけれども、よし今回はそのダブルどら焼きを買ってみることにするか。
てなわけで、5個入りを1箱購入して帰宅。
やっぱ和菓子にはお茶ですなーとか言いながら、熱いのを一杯いれて早速賞味タイム。
芋きんは目の前で手作りなのに、この芋きんどら焼きは工場生産っぽい完全な個包装になってますね。
サイズはけっこう大きくて、大人の手のひらくらいあります。
正確に言うと直径11cm・・・いゃ10cmくらいかなー、あんま正確に言えなくてすみません。
個包装を開けると、とても均一に焼き色の付いたどら焼きが現れました。
この焼き加減はやっぱ人間が手で焼いたんじゃなくて、機械で焼いたんだろなーって感じです。
それはともかく、気になるのは中に入ってる芋きんです。
そこで食べる前に、割って中を見てみました。
すると・・・あーりました!ありましたよ芋きん。
例の四角いヤツを5mmほどの厚さに輪切りにしたのが入ってます。
餡子状にするんじゃなくて、そのまま切ったのを固まりで入れてるんですねー。
なんつーか、ワイルド?
とにかく、食べてみましょう。
まずは、餡子だけの部分から。
うむ、美味しい。
やはりまともな和菓子の店らしく、餡子はちゃんと美味しいですね。
それでは次に肝心の、芋きんが入ったところを食べてみましょうか。
パクパク、モグモグ・・・ウム。
おぉこれは確かに芋きんだな、お馴染みの芋きんの味がするから間違いなく芋きんに違いない。
芋きんは美味しいねー、うん美味しい。
そしてこの芋きんと餡子のコラボがまた・・・えーっとコラボがねー。
いゃコラボっつーかなんつーか、互いに美味しさを主張してるね。
いやいや美味しいんですよ、だって餡子も芋きんもどちらも美味しいんですからね。
ただつまり、この2つを合わせる必要があるかは不明みたいな。
要するにもしかしたら、いっそ芋きんだけでどら焼きを作ったほうが良かったような?
この餡子も入った芋きんどら焼きがダメとは言いませんが、なんかチョットそんな気がしました。
大丸東京は東京駅のまん前なので東京土産に良いでしょうし、話のタネに手土産としても良さそうですね。
「いつも普通のどら焼きばかりで食べ飽きた、変わったどら焼きが食べたい」という方におすすめしたいです。