おととい東京駅でキティだるまの駅弁を買ってきたわけですが、実は目的はそんな女の子向け駅弁などではなかったのでした。
実はecute(エキュート)東京というものが、先月末に東京駅にできまして。
既にご存知の方も多いでしょうが、ecute(エキュート)というのはJR経営の駅構内ショッピングエリアです。
これまで大宮・品川・立川・日暮里の各駅にあったのですが、それが東京駅にもできたんですね。
場所はちょうど新幹線の南口乗換改札の正面の、サウスコート(元メディアコート)という区画です。
ここには以前、本屋やカフェとかあったんですよね。
それが地下のグランスタに続いて、大規模ショッピングコーナーになりました。
商店が閉まってる時間は通行もできなくなったので乗降客にとっては不便になりましたが、まぁオレみたいに東京駅をアミューズメントスポットとしか思ってないような人にとっては大歓迎です。
前から行こう行こうと思いつつ二の足を踏んでたのは、やはりできて間もない目新しさゆえの人ごみの多さのせいだったんです。
行列のできる店とかもあって、なんとなくもうチョットすいてるときに行こうと思ってたんですよね。
でもその行列のできる店ってのが、例の半熟カステラで一躍有名になった店旬風だったんですよ。
ここエキュート東京では、Hana SYUMPOOという店名で出店しています。
半熟カステラと聞いては、オレは黙っちゃいませんよー。
「これはたとえ行列に並ぼうとも行かねばならぬ」ってわけで、乗り込んだ次第です。
平日の夜でしたが、やはり行列になってますよ。
ザッと数えたところ、30人ほど並んでます。
覚悟を決めて、最後尾につきました。
店員が2人で丁寧に対応しているので、行列の進行はあまり早くありません。
概ね25分くらいで、ようやく購入の順番が回ってきました。
2人で1組のお客さんもいましたから、大体1人あたり1分くらいの待ち時間の計算になるでしょうね。
買うものは決めてましたから、即座に注文しました。
「室町半熟かすてら 匠味」です。
ここで販売されてる半熟カステラは2種類あって、1つは通常の「室町半熟かすてら」です。
そしてその高級版というべき品が、この「室町半熟かすてら 匠味(華・半熟かすてら 匠)」なわけです。
まぁせっかく並んだのだから、チョット多めに払ってでも高級版を買おうという考えですね。
オレが買ったときは既に残りが10個ほどだったので、どうやら売切れ御免ということもあるようですよ。
とにかくそんなこんなで、苦労して買って帰ったわけです。
そして賞味期限が購入日から3日という最終日の今日、ようやく口にすることに。
早く食べたかったんですが、なかなか良いタイミングが無くて・・・
期待に胸ふくらませて、贈答品にちょうど良さそうな高級風味の箱のふたを開けました。
見覚えのある、例の真ん中が凹んでる丸いカステラが現れました。
見かけは、通常の室町半熟かすてらと同じですね。
最近は窪みのところを直接スプーンですくって食べるような食べ方もされてるようですが、オレは今回も普通に4つに切って食べることにしました。
柔らかくてナイフに粘りつくので上手く切り分けるのは難しいですが、だいぶ切り方にも慣れてきましたよ。
中央部分から半熟カステラ特有の、黄色いトロリとしたクリームが出てきました。
そして、そのクリームの部分から先にパクリ。
うーん・・・美味しい。
やはりクリームの部分は、玉子の黄身の風味ですね。
スポンジの部分は柔らかくて、カステラというよりはシフォンのような感じです。
通常の室町半熟かすてら同様の美味しさです。
・・・てゆーか通常の室町半熟かすてらとまるで同じ、と言っても言い過ぎじゃないんじゃないかな?
どうやら通常版と匠味との違いは、その素材にあるようです。
匠味のほうは、厳選した国産の素材にこだわっているとのこと。
玉子や小麦粉はもちろん国産で、砂糖は沖縄キビ100%なんだそうです。
ただ、こういう素材のこだわりは味には表れにくいんですよね。
よっぽど味に敏感な人なら分かりませんが、なんつーかほとんど気分の問題です。
自分で買って食べるのなら、通常の室町半熟かすてらでも十分半熟カステラの味を堪能できるでしょう。
贈答用でしたら、高級感のあるパッケージ的にも匠味が良いのかも知れませんね。
ちなみに、カステラと言うにはかなり甘いです。
甘いのが得意じゃない方は、一口程度でチョット味見くらいにしておくのが無難でしょう。
東京駅に行く機会があって、行列に並ぶ余裕のある方は手土産・東京土産・自分用などにお試しあれ。