前々回・前回と大丸東京店の地下にある東京ばな奈B1-STUDIOで買ってきたシリーズでしたが、もう少し続きますよ。
さて3回目の今回は、「東京2020パラリンピックエンブレム バナナカスタードケーキ」(4個入り税込み572円)です。
いくつか種類のあったパッケージの中から、自分で食べる用ということで一番安価な4個入りを選びました。
これは「東京2020公式ライセンス商品」の、菓子カテゴリー認定商品として発売になった一品でして。
8個・12個入りは黄色い箱でオリンピック仕様の組市松紋のエンブレムがデザインされてますが、この4個入りだけはピンクの箱でパラリンピック仕様のデザインになってますね。
オリンピック関連は権利関係が厳密なせいか、中身は完全に「東京ばな奈」にも関わらず商品名が「東京ばな奈」ではなく「バナナカスタードケーキ」になってるところが面白いですが。
それでも一応箱の上面に1ヶ所だけ、「東京ばな奈」の文字があるところがナゾです。
箱を開けてみると、中には個包装になった「バナナカスタードケーキ」が入ってまして。
一緒に入ってる1枚のリーフレットを見ると、日本語以外にもいろんな国の文字が書かれているのに気がつきます。
日本語では
米粉仕立てのもっちりケーキで、バナナカスタードを包みました!
とあって、さらに英語では
This sponge cake made with Japanese rice is full of banana custard cream.
と書かれてますよ。
他にも中国語・タイ語・韓国語で多少の違いはあれど同様のことが書かれてるのは、当然ながらオリンピックでのインバウンド需要も期待した商品ってコトなんでしょうね。
用日本米製作的海綿蛋糕,
口感美味Q彈。
裡面包著
香蕉卡士達奶油。สปันจ์เค้กเนือนุ่มฟู
ทำจากข้าวญี่ปุ่น
สอดไส้บานาน่าคัสตาร์ด
แสนละมุน일본 쌀가루로 만든
쫀득한 식감의 스펀지케이크.
부드러운 바나나 크림이
듬뿍 들어있습니다.用日本米制作的
美味又劲道的海绵蛋糕。
中间填满了
香蕉卡士达奶油。
ともあれ個包装を取り出してみると「東京ばな奈」定番のリボンが描かれてますが、ヤッパリ「東京ばな奈」の文字はドコにもありません。
そして本体の「バナナカスタードケーキ」には、東京オリンピック・パラリンピックのエンブレムのデザインに使われている組市松紋の模様が。
言われないと単に四角い模様としか見えませんが、言われれば「なるほどオリンピックの模様か」といったところでしょうか。
ナイフを入れて縦に2つに割ってみると、中にはタップリのカスタードクリームが入ってますよ。
早速パクリと食べてみたところ、いつものフンワリ食感で甘いバナナテイスト。
概ねオリジナルと変わりない美味しさですが、生地が少しばかりシットリしたように感じられまして。
生地の原料として小麦粉ではなく、米粉のみが使われてるとのことで。
昔は米粉のパンやケーキというのは、パサパサしたりモッサリした食感がマイナスポイントでしたが。
最近は製粉などの技術が進んで、小麦粉で作ったのと比べても遜色無いモノが作れるようになりまして。
ことコレに関しては米粉だからこその食感なのかどうか分かりませんが、むしろオリジナルよりも口当たりが良いような印象。
米粉のパンやケーキに良いイメージが無い人にも、是非試してみることをオススメしますよ。
ここで気をつけておきたいのは、小麦粉不使用といっても「小麦を使用した設備で製造しております。」との注意書きがあるので。
間違ってアレルギー対応商品と思わないよう、その点は要注意ですね。
購入日と箱に記載の賞味期限から計算して、日持ちは10日ほどのようです。
今はまだピンときませんがオリンピック開催期間中になれば、まさに時期に相応しい手土産なんかとしてピッタリじゃないでしょうか。
東京だけでなく関空や福岡・中部国際空港なんかでも取扱いがあるようなんで、見つける機会がありましたら手に取ってみてはいかがかと。