スーパーマーケットの催事販売で見つけて買ってみました、あさひ製菓の「月でひろった卵」(4個入り税込み800円)です。
「あさひ製菓」というのは山口県の菓子メーカーでして、大正時代に「チトセ屋」の名で創業してから100年以上続いてる老舗なんだそうで。
実は同社のブランドの「果子乃季」には馴染みがあって、楽天の通販サイトで何度か買い物をしたことがあるんですが。
看板商品の一つであるこの「月でひろった卵」は、買ったことも食べたこともなかったんですよね。
なにしろ「あさひ製菓」は地域密着性がとても高い会社で、基本的に山口県だけでしか店舗展開してないんですよ。
ですからその商品を手に入れるには、山口県に行くか通販で買うか。
もしくは物産展とかアンテナショップとか、今回のようにお店の催事販売なんかで買うくらいしか機会がないんですね。
というわけで東京ではレア感があったりするんですが、地元では誰もが知る銘菓なんだそうで。
そもそも約30年前に全日空の機内用の菓子として作られて、その後一般でも販売されるようになりまして。
いろんな味のバリエーションが作られたり、リニューアルを重ねつつ愛されてきた歴史を持つ一品とのこと。
早速食べることにして包装紙を開くと、簡素な白い箱の中に透明なビニールに密封された「月でひろった卵」が4つ入ってます。
密封パッケージを開けると、中身は1つずつ個包装になってますが。
これは密封になってないので、透明パッケージを開けたら早めに食べるよう注意が必要ですね。
さて、個包装から取り出した「月でひろった卵」はこんな様子で。
大きさは直径が6cmほどで、手のひらに乗せたらはみださない位のサイズ感。
見た目で分かるように、仙台銘菓「萩の月」系のお菓子です。
ナイフを入れて2つに割ってみると、スポンジ生地の中にカスタードクリームが入ってるのが分かります。
クリームの中に小さな黄色い粒も見えますが、コレは細かく刻まれたマロングラッセなんだそうですよ。
パクリと一口食べてみると、フカッと柔らかなスポンジの食感。
そして、ぽってりとしたカスタードクリームのミルキーな甘さが感じられますね。
このクリームは他の一般的なカスタードクリームに比べると、卵感よりもミルク感のほうがやや強めな気がします。
そしてマロングラッセの粒は小さくて量も少ないので、さすがに栗の味を楽しむまでには至らないんですが。
かすかな風味と口当たりの変化を感じさせて、面白いですね。
実はオレは、天津甘栗を除くマロン系の甘いモノがあまり好みじゃないんですよ。
ですから正直なところ、マロングラッセの存在感がこの程度なのはかえってアリガタイです。
とにかく、こういった「萩の月」系はハズレが無いですね。
間違いの無い美味しさで、山口土産にはピッタリと言えるでしょう。
購入日と記載の賞味期限から計算して、1ヶ月以上日持ちするようで。
東京にもお店ができればいいのになぁとか、次回は別の味のバージョンも食べてみたいなぁとか思いつつ。
どこかで見つけることがあったら、また買ってみたいと思いましたよ。