スーパーマーケットの催事販売で見つけました、吉田食品の「函館銘菓 くりりんかぼちゃパイ」(4個入り税込み648円)です。
この商品を見て、誰もが思うことでしょうが。
「コレって、コレって・・・」
違います。
「くりりんかぼちゃ」というのは、糖度が通常のカボチャの倍以上で日本一甘いカボチャといわれている品種でして。
吉田食品のある函館に程近い森町の農場で作られた、有機栽培の「くりりんかぼちゃ」が使用されてるのがこの「くりりんかぼちゃパイ」とのこと。
吉田食品は地産地消を標榜して、餡を作る小豆も北海道産にこだわってるんだそうですね。
さてとにかく食べてみることにしまして、箱を開けると密封個包装になったパイが4つ入ってます。
個包装には「函館産真昆布入り」と書かれてて、パイ生地には昆布が練り込まれてるとのこと。
ビニールがやや厚めで手で開けるのに苦労したんですが、なんとか中身を取り出すとこんな感じで。
カボチャの形を模したと思われる筋模様が入ってて、大きさは直径が8cmほどとテニスボールくらいのサイズでしょうか。
持った感じは、ややズッシリ感がありますね。
ナイフを入れて2つに割ってみると、薄皮のパイ生地の中にカボチャ餡がタップリと入ってるのが分かりますよ。
こうして見た感じは、有名な中村屋の「うすあわせ」によく似てますね。
早速1つパクリと口にしてみると、パイ生地はシットリと柔らかな口当たり。
この生地に函館産真昆布が入ってるらしいんですが、味にはそんな印象は感じられませんね。
そしてカボチャ餡は、濃厚なカボチャの風味と優しい甘さ。
和風のようで、クリームのような洋風のフレーバーも感じさせる餡子です。
甘いながらも、コッテリとした美味しさを楽しめる味わいになってますよ。
購入日と箱に記載の賞味期限から計算して2ヶ月近く日持ちするようで、けっこう長めの保存が可能。
函館あたりでは普通にスーパーマーケットの和菓子コーナーなんかで売られたりしてますから、観光客用というよりも地元民のオヤツや手土産用といった商品なんでしょうが。
とはいえ、北海道土産にしても悪くない一品としてオススメですね。