スーパーマーケットの企画販売で見つけて買いました、和泉光和堂の「乳団子」(9個入り税込み486円)です。
箱にも「広島名物」と書かれてますが「乳団子」というと広島銘菓の一つでして、広島出身者であるオレとしては見つけたからには手に取らずにはいられないってわけで。
とはいえ、実はコレを食べるのは今回が初めて。
だいたい土地の銘菓ってのは、土産物として買うのが多いですよね。
自分が食べるのはそのついでというパターンになるわけですが、オレはこの「乳団子」を広島土産として買ったことがないんですよね。
小分けになってて配ったりもしやすいし、土産物として最適なんですが。
この素朴とも言えるパッケージデザインが何だか地味で目立たなく感じるせいなのか、あまりにも古くからあるので新奇性を感じないせいなのか。
なにしろこの「乳団子」が生まれたのは80年以上も前の1934年(昭和9年)なんで、歴史が重過ぎてもぅ古いなんていうレベルじゃないです。
いゃいゃ昭和一桁生まれの同郷の大先輩ですから、パッケージが地味だとか新奇性だとか言うなんて失礼千万ですか?そうですか。
とにかくそんな歴史ある有名な広島銘菓ですが、今回は初体験ということで早速食べることに。
箱を開けると、小分けになった「乳団子」がまとめて密封パックされて入ってます。
中身の「乳団子」は、和紙のような包みにくるまれてますよ。
包みを開くと、粉のまぶされたキャラメル形状の餅のような「乳団子」登場。
大きさは500円玉より一回り大きいくらいで、一口サイズですね。
ポイと口に放り込むとムニッとした口当たりで、「羽二重餅」のような求肥の食感が良いですね。
そういえば先日食べて記事にもした、山方永寿堂の「きびだんご」とちょうど同じような印象。
でも味は、コチラのほうが少し甘さ控えめのような気がしますよ。
それからホンノリとですが、不二家の「ミルキー」と同じ風味を感じますね。
「ミルキー」が母の味なら、「乳団子」は祖母の味くらいのホンノリ加減ですが。
それでも「乳団子」というくらいですから、やはり乳の味は確かにするわけです。
なんでも水を一滴も使わずに牛乳をベースに作ってるんだそうで、それならもっとミルキーテイストが強くてもいいような気がしないでもないですが。
まぁこのくらいのフレーバーが、「乳団子」というレトロな名前にも相応しい素朴感があって良いのでは?とも思われ。
それにこの程よい甘さとホンノリ風味のおかげで、飽きることなくパクパクと一気に全部食べきってしまいましたからね。
購入日と箱に記載の賞味期限から計算して、日持ちは4週間くらいでしょう。
広島土産としてはもちろん、物産展などで見かけることがありましたら是非とオススメしますよ。