以前、株式会社ほんまの月寒ドーナツの記事を書きましたが、そのときいつか月寒あんぱんも食べてみたいと思ってたんですよね。
それが、意外にも早く叶いました。
そういう時期なんでしょうかね?ここ最近、あちこちのデパートで北海道の物産展が開催されてます。
その内の1つで、見つけたんです!月寒あんぱん。
早速買って帰りましたよ。
通常のこし餡と黒糖餡それからカボチャ餡の3種類あったので、それぞれ1つずつ。
名前は「あんぱん」ですが、見た目も大きさも月餅タイプの饅頭のようですね。
調べてみると、なんでも当時東京で人気のあった木村屋の酒種アンパンの噂を伝え聞いた月寒の和菓子屋さんが、それを想像して作り上げたのがこの月寒あんぱんの元なんだそうです。
なんつーか・・・スゴイです。
ライオンの様子を伝え聞いて、獅子の絵を描いた中国の画家のようです(そんなのホントにいるのか知らないけど)。
それでその製法を教わった「ほんま」の創業主が、自分の店で販売をするようになったとのこと。
作る人も食べる人も本物のアンパンを知らないのに、「あんぱん美味しいでしょ?」「美味しいねー」なんて言ってるとこを想像すると何か平和で良いです。
でもそれがなんと約100年も前のことで、それから延々作り続けられてたんだからバカにできない。
こんな饅頭のくせに「あんぱん」という名前の妙な和菓子に、100年もの歴史があるなんて・・・お見事!
というわけで、北海道100年の歴史を感じつつ食べてみました。
パカリと2つに割ってみると、薄皮で餡子がけっこう多目のようですね。
中身のこし餡は当たり前と言えば当たり前でしょうが、月寒ドーナツの中の餡子と同じようです。
甘さほどよく、比較的アッサリ目です。
黒糖餡は少し変わった味わいですが、なんと表現すればいいか・・・うぅ~難しいな。
まぁ通常の餡子とは、チョット目先が変わって美味しいです。
かぼちゃ餡は、ホントにカボチャですね。
カボチャの甘さと美味しさが十分に楽しめますよ。
オレの好みだと、このかぼちゃ餡が一番美味しいです。
北海道のどこか、もしくは催事等で見かけた折にはドーゾお試しあれ。