博多って行ったことないんですが。
博多どんたくっていうお祭りが有名ですよね。
そのお祭りで、どんたく衣装に身を包み、三味線・笛・太鼓を鳴らして練り歩く人達を「通りもん」と呼ぶんだそうです。
・・・ほぉ。
博多どんたくって、そういう「通りもん」が練り歩くお祭りなんですか?
てゆーか、どんたく衣装って何?
謎は尽きませんが、まぁ今回はぜんぜん関係ないです。
えーありませんとも、はい。
デパートの催事で買ってきた、明月堂の西洋和菓子「博多通りもん」です。
西洋和菓子ってのは、和菓子と洋菓子を折衷した新しいタイプのお菓子なんだそうですよ。
もともとの明月堂ってのは、混じりっけ無しの和菓子のお店だったんですね。
それが昭和初期の創業から紆余曲折を経て、現在の西洋和菓子のお店になったんだそうです。
戦後すぐの一時期は、なんと金物屋になったらしいですよ。
菓子と金物って、何の関係も無いじゃん・・・うーん終戦直後恐るべし。
しかしやがて不死鳥のごとく、和菓子屋へと復活。
そして和菓子業界に居並ぶ競合からの脱却を目指して打ち出したのが、オリジナルの博多西洋和菓子というジャンル。
おー!プロジェクトXみたいでカッチョイー。
中島みゆきの、あの歌が聞こえてきそうです。
それはともかく、その博多西洋和菓子を代表し、店の看板商品でもあるこの「博多通りもん」。
見かけは和菓子そのもののお饅頭ですが、食べてみるとなるほど西洋です。
饅頭を割ってみるとチョットねっとりしてますが、パッと見は普通の白餡なんですよね。
でもその味は、クリーミーというかミルキーというか、カスタードに近い風味がします。
ベースは白餡なんですが、バターや練乳が使われてるせいです。
和菓子(餡子)が苦手な人でも、食べられそうですね。
ただし、生粋の和菓子好きが知らないで食べると「騙された!」となるでしょう。
それからカスタードが苦手な人にも、向いてないかもしれません。
実はこのタイプのカスタード風味の餡子の饅頭って、全国に類似品がけっこうあるんですよね。
でもこの「博多通りもん」は、多分その中でもかなり美味しいほうに入ると思います。
割とお気に入りなんですよね、コレ。
オレの、「お土産でもらいたいものリスト」の内のひとつです。